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オークランド(1) -- sが足りないプリンセス |
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ニュージーランド。 この国は、というか、オークランドは、この時に1回行ったきりでその後行く機会がないのですが、一発で惚れ込んでしまいました。その話しです。 青雲丸はニュージーランドの北島をレーダーで捕らえてから、この国の夏時刻に船内の時刻を合わせるため、3段階で1時間54分の時刻改正しました。 そして、北島の東海岸を南下。 ランギトト島という火山島を正面に見据えて、もうすぐオークランドというところまできた時、海岸沿いには沢山の家やビルが緑のあいだに見えました。 久しぶりの文明国って感じがこの国の第一印象でした。 オークランドはフィヨルドのような入りくんだ湾の奥の方に位置しており、入港には港外からパイロットを必要とします。 真正面にみえていたランギトト島が左脇すぐ横に見え、やがて後ろに見えるようになると、目前にオークランドの町が広がってきます。 |
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星雲丸が着岸するのは、オークランドのメインストリートを下ったところにある港で、ハーバーブリッジに一番近い桟橋でプリンセスワーフと言うところです。このプリンセスワーフ。英語では「Princes wharf」と書きます。 英語では「Princess」が正しい綴りなのに、ここのプリンセスはなぜ「S」がひとつ足りないのかは、いまだにわかりません。 入港が午前中だったので、入国手続きと厳しい検疫(女性の検疫官だった)が終わった後、夕5時〜10時まで上陸が許可されました。 オークランドは港のあるところが一番低く、メインストリートのクイーンストリートが奥に行くほど標高が高くなっていき、また左右にも幾重にも坂が連なっている、大変坂の多い町です。 そのため、少し中心部から離れたところにいくと、港と海とそこに浮かぶヨットと沖合いのランギトト島が見える素晴らしい光景が広がります。 |
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この日私は中心部から離れたところにあるパーネル通りというところで、ピザを食べました。夕方7時頃でした。 夕方と書きましたが、まだ昼という感じで、9時近くになって港周辺に帰ってきた時もまだまだ夕方のようでした。 夏時刻のため、日の入りは8時半頃なのです。 飲み屋などは9時開店というのが多く、結構時間をもてあましました。 |
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