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ポンペイ(1) -- ポンペイ市内


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ポンペイです。

ここの人はのんびりしています。悪い言い方をすれば、時間を守ると言う感覚がないのかもしれません。

まず、入港のときに、8時入港の予定だったので、6時すぎから港外でパイロット(水先案内人)を待っていたのですが、2時間も遅れて来ました。そのあいだ、ずっと潮流にまかせて漂流することになったのでした。

また、島のバス見学があった(詳細は次回お話します)のですが、迎えのバスが3時間もこなかったとか、さらには、出港の時は、星雲丸は夕方の出港だったのに、昼にイタリアの客船が入るので、朝に出て行ってくれなど、予定はあくまで予定であって、「できる時にやる」といった感じでした。

ポンペイ国際空港
ポンペイ国際空港(ポンペイ港のすぐ近く)
そこで、ポンペイですが、その位置と簡単な歴史および構成(4つの州)については以前にお話しましたが、私たちが行ったポンペイ島は、周囲は約50kmのほぼ円形の島で、飛行場がひとつと、大きな船が入ることのできる港がひとつしかありません。

島には正反対の2ヶ所にオンボロの貨物船が陸に乗りあげていて、その船の発電機を使用して島内に電力を供給しています。(100V、60Hz)
アスファルトの道は首都コロニアの中心(200m×200m)くらいで、信号はひとつだけあったという記憶があります。

しかし、車は結構多いのです。
ピックアップトラックが多く、用事もないのに走っている人も多いようです。
ガソリンは当時(89年)で、1ガロンが1ドルと安いからでしょう。適当に乗せてと言えば乗せてくれます。
(ナカニハ、オカネヲ、トラレタヒトモ、イタケド・・・・)

共用語は英語ですが、お年寄りには日本語を話す人もいます。
通貨のドルは、アメリカドルです。
郵便局はひとつだけあるのですが、配達はしません。
みんな私書箱を持っており、そこに取りに行くようです。
電話は・・? あったのかな? あったんだろうなあ。

ラジオ局はひとつありますが、TV局はありません。
でもテレビはあります。
レンタルビデオがあるからです。方式はVHSでした。
映画館も2つありました。
主食はタロイモのようでした。

ポンペイの目抜き通り
ポンペイの目抜き通り(メインストリート)

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