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短期実習(2) -- 航海実習:いろんな当番


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短期実習は3年間あまり変り映えしません。
だんだんと慣れてきて3年(まあ実質3ヶ月ですが)で完全に修得するようになっています。

では、航海実習の話しをします。
船を動かす上で一番重要なことは、周囲の見張りと自船の位置を知ることです。
航海実習では、船橋での実習で、実習生は次のような役割を分担します。

サブワッチ(当直航海士補)2人   ホイール当番(操舵係)  1人
ルックアウト(見張り)  2人   レーダー係        1人
リーサイド(気象当番)  2人


それぞれの役割は以下の通りです。

サブワッチ
当直航海士の代わりをする役割で、針路の変更を指揮したり、船長への報告を行ないます。


ホイール当番
船を操縦するための操舵輪の操作を担当します。
最近の船では、オートパイロットといって勝手に操舵してくれる装置がついていますが、実習では手動で操作します。


ルックアウト
船の周囲を双眼鏡と裸眼で見張ります。


レーダー係
レーダーを使って、船の周囲を調べます。


リーサイド
気象・海象を1時間毎に観測します。
また、30分毎に時鐘を鳴らすのもリーサイドの役目です。

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