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練習船の日課(3) -- 夕方(夜)にすること


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練習船の日課のつづきです。

当然、実習といえども、OJT(On-the-Job Training)のようなもので、午前と午後には学校では教えられないような実地についての座学があります。

旗章降下
朝と同じ様に、日没時に国旗、社旗を降ろします。
この一対の行為は全員で行なう訳ではありません。
旗章掲揚時は、ちょうど当直交代時にあたりますので、前直(当直交代直前の当直班のこと)と、次直(当直交代直後の当直班のこと)で行ないます。
旗章降下はその時刻の当直が行ないます。

また、錨泊時など船は岸壁を離れると、海上では日没から日出までの間、法律で定められた灯火以外はつけてはいけないため、窓(スカッツルといいます)にフタをしなければなりませんが、当直員以外はその日の日没時刻を正確に知っている訳ではないので、船内には日没の5分前に当直員が「日没5分前」のアナウンス(船内にマイク放送)をします。



夕別科
通常はありません。
特別な授業や何か全員集めて話しがある時に、特別にアナウンスがあって招集されます。


巡検
船内各所は清潔に保たれているかを、当直員が巡視します。


また、岸壁に停泊時には、グループ単位で上陸が許可されます。
時間帯は
  (1) 17:00〜22:00  当直班。
  (2) 17:00〜翌17:00 当直班以外。国内は宿泊可能。
                 船に戻ってくる場合は22:00まで。
                 翌日は8:00より外出可能。


以上のような時間帯で、ほとんどの場合、各寄港地で(1)と(2)が1回づつあります。

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