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シアトル(4) -- 素晴らしいガーデンパーティー |
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バス見学の翌日は私たちは船内見学の案内でした。 |
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甲板部の部員さんが鉢植えのポインセチアを甲板上に置いてあったのを、見学者が見つけて「これはポインセチアですね」と尋ねてきたのですが(もちろん英語で)、これが聞き取れませんでした。正しく発音すると「ポイント・セイティ〜ア」(「ティ」のところにアクセント)というんですね。 私たちは、英語でよく質問される事項のQ&Aを事前に作っておいて、たどたどしくも何とか対応していたのですが、この植物攻撃は唐突でした。(^^; また、船内の一般公開では船の乗り降りの舷梯の部分に注意を払っていました。 何故かというと、旧日本丸でシアトルだか、ビクトリアだか、バンクーバーだかで、舷梯から子供が落ちて大ケガをしたことがあったからのようです。 この日の夕方、ワシントン州百周年委員会主催のパーティーがありました。 百周年委員会のパーティーは、私には想像がつかないような上流階級のパーティーでした。 会場となったのは、ネイビーのアドミラルの私邸で、ピュージェット・サウンドを望む大変美しい場所で、プールや温室もあり別世界のようでした。この庭でカクテルパーティーが催されたのです。 招待されたのはワシントン州やシアトル市や軍やコーストガードなどの役員などが大半ですが、それらの人たちはほとんどが家族を連れてパーティーに来ていたので、私たちは同世代の彼らの子供たちと会話をすることが出来ました。 次の日は日系人会主催のパーティーがありました。 シアトルの日系人会は春秋会といって1989年当時で設立50周年という、アメリカの日系人会の中でも1、2を争う古さのものだそうです。 春秋会でのパーティーでは、航海中に練習した花笠音頭や阿波踊りやオリジナルの英語劇などを披露しました。 そして最後の2日には、セールドリルを半舷ずつの人員でおこないました。このあいだに残りのもう半舷の人間は、自由行動を許可されました。 |
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普通は約1週間の停泊中には2日間程の上陸が許可されるのですが、今回はあまりにも多忙のため1日しかもらえませんでしたが、行事がすべて新鮮で、かつ2度とできないような体験だったので不満はありませんでした。 (左は、上陸時に遊びに行ったワシントン大学にいたリス) 7/26には楽しかったシアトルも離れ、ホノルルに向かうことになります。 登檣礼では特に英語はつかわず、「さよなら」を三唱しました。 |
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