トップ >> 練習船実習・回顧録 >> 帆船の話し・海外編 >> シアトル(2) -- バス見学1;マウント・レーニア


シアトル(2) -- バス見学1;マウント・レーニア


<< prev next >>

バス見学の話しです。

シアトルに着いた次の日から半舷づつ、シアトルの日系人会が主催のバス見学がありました。残っている実習生は船内を一般公開するのでその説明員となります。
半舷のバス見学では、私はいつも先に行くほうに入ります。
今回もそうでした。

行き先は、レーニア山国立公園とボーイング社のエベレット工場とのことで、バスのガイド(兼通訳)は日系人会(春秋会)の人がボランティアで同行してくれました。

ピア70前でバスに乗り込み、大リーグのシアトル・マリナーズの本拠地キング・ドーム(もう何十年も前にドーム球場が建てられたのだからびっくりです)の前をとおり、I5(アイ・ファイブ;Interstate 5)という高速道路にのり南へ向かいました。

アメリカの大きな高速道路はI*と名付けられており、基本的には奇数が南北に、偶数が東西に走っています。数字が小さいほど古く、距離も長いようです。(日本の国道と同じ)
I5は、アメリカの西海岸をメキシコ国境近くから、カナダのバンクーバーまでつながっている、大変長い高速道路です。
しかも、全線無料なのです。

このI5(他のI*も同様?)の欠点は、インターチェンジに名前(土地名)がないことです。全て番号で書かれています。
また、インターチェンジで降りた後の分岐も、第○○番出口の東行き、西行き(または、北行き、南行き)と書いてあるだけなので、よくわかっていないとどちらに行っていいのかわからないのです。

このI5をシアトル・タコマ国際空港あたりで降りて、レーニア山のある国立公園に向かいました。
しかし、山道の途中でバスがオーバーヒートで止まってしまいました。アイドリングでエンジンを冷やしている約1時間半あまりのあいだ、十分にこの自然を満喫することができました。不幸中の幸いという奴ですね。グレイハウンドのバスもいまいち信用ができません。

レーニア山は4000mを越す山ですが、展望台のある3000m以上のところまで車で登ることができます。
したがって、夏にもかかわらず雪渓がいたるところで見られました。
ちょっと古いTVドラマですが「オレゴンから愛」に見られたような、大変美しい景色が延々と続く、素晴らしい場所でした。

キング・ドーム
キング・ドーム (現在は取り壊されて、別の
場所にセーフコ・フィールドが建てられている)

I5
高速道路(I5)

I5
オーバーヒートしたバス

I5
レーニア山の景色


(**)
ワシントン州、シアトル、レーニア山、春秋会などに関する情報をリンクしておきます。

リンク :   ・レーニア山国立公園    ・シアトル・ワシントン州観光事務所    ・春秋会のホームページ  
        ・シアトル情報ポータルサイト  
<< prev next >>

戻る