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神戸〜シアトル(8) -- 日付変更線通過記念に1編


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日付変更線通過記念に1編。(7/9(R)の日記より)

 東に向かう船乗りは
 時間を少しづつ貯金して
 やがて明日を手に入れる
 
 時間旅行とはゆっくり東へ向かうこと
 
 明日を見るなんて、できないと思っていた
 今までそう思っていた
 
 でもそうじゃない
 今ここに明日がある
 
 だけど、心やさしい船乗りたちは
 今日を2回楽しんで
 日付を1人ごまかさない
 西へ向かう船乗りは
 時間を少しづつ戻していき
 やがてきのうに帰ることができる
 
 時間旅行とは・・・ゆっくり地球を旅すること
 
 きのうをもう一度やり直すなんて
 できないと思っていた
 
 でもそれは船乗りたちには
 昔からの常識で
 
 きのうを2回楽しんだ後は
 明日を飛ばして今日にする
太平洋ってのはすごく大きくて、飛行機やふつうの機船でさえも、その大きさを知ることなんてあまりできない。
帆船だからこそ、この海の大きさというものを身を持って知ることができる。

でも、それ以上に太平洋は大きくて、結局その全航程を自然と共には行けないというのが、残念だ・・・

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