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神戸〜シアトル(5) -- このままではアリューシャン?! |
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日付は少し戻りますが、神戸出港一週間後(6/27)にこの航海で初めての星空が拝めました。 |
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帆船での夜空の観望はあまりよくありません。 上を向くとマストやヤードにセールがいっぱい。 どうもこれだけは、帆船でない方がいいと思います。 ただし、太平洋のど真中での星空は最高です。 船の夜間航行においては、法律で決められた法定灯火以外は漏らしてはいけないことになっています。(**) したがって、夜空の光以外はまったくの無光害状態です。 この日はさらに大量の夜光虫の群れも見ることができました。 始めは遠くの方に光の影を描いていたものが、だんだんと近づいて来て、偶然にもその真上を通ることができました。 今まで夜光虫は何度も見たことはありましたが、こんなにも沢山の夜光虫は本当に初めてでした。 それが船のたてる波に刺激されて、さらに美しくきらきらと輝き、頭上にある天の川も色あせてしまうようでした。 |
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さて、日付変更線通過前の船の様子を私の日記から紹介します。 (カッコ内は後で付け加えたものです) とまあ、風が吹いたり、やんだり、北に行ったり、南に行ったり、と不安定なのが夏の北太平洋のようです。 このころは、やはり風の力だけではムリなのかと思っていました。 とにかく日付変更線までは帆走で、という気持ちではいました。 |
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