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和歌山(1) -- 「のぞみ保育園 やまさき りえ」


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八戸の次は和歌山に行くことになっています。
八戸から和歌山。これは結構かなり長い距離です。国内航海なのでもちろん機走なのですが、八戸出港が4月19日で和歌山入港は22日なので、丸3日ほどかかっています。

和歌山港ではセイルドリルが計画されていました。
しかし、日本丸が帰港した和歌山新港は、まだ整備途中のような感じで、広い空き地がたくさんあり、暴走族が頻繁に出没していたようで、警備がとても厳重でした。
私たち実習生が外出するときにも、警備員の人に言ってからでないといけないほどでした。

この過剰警備がエスカレートし、セイルドリルなどするとたくさんの人がきて安全な警備が出来ない・・・なんてことになったのでしょうか、セイルドリルは中止になりました。和歌山では結局、全く「なにもせず」でした。
さらに残念だったことは、八戸同様パイロットが登檣礼のことをあまり考えてくれなくて、港の先端にある関門を越えてから、岸壁が見えなくなってからの登檣礼でした。

ただ、出港時には歓送式があり、そのときに地元の保育園の子供から実習生全員に手作りのタオルがプレゼントされました。残念なことにそのタオルはもう手元にはないのですが、「のぞみ保育園 やまさき りえ」と書いてあったと、私のノートには記録されています。

これを書いている今は、あれから約7年。(**)
りえちゃんはまだ小学生の高学年ですね。
まだ、パソコン通信は....してないですよね。


(**)
これを当時のNifty-Serveに投稿したのは1996年です。現在(2004年)では、15年の歳月がたちます。
あのときの「やまさき りえ」ちゃんは、もう成人しているでしょうか。
インターネットで自分の名前を見つけてビックリしていないかな?

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