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むつ入港 -- イルミネーションの取付け


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日本丸は津軽海峡を通って「むつ港」に向かっています。
津軽海峡ではいつも西から東へ海流が流れているので、少しスピードダウンしましたが、下北半島をまわり穏やかな陸奥湾に入りました。陸奥湾の鏡のような海面がいまだに目の中に残っています。

日本丸で訪れた土地(港)はどこも思い出深いものがありますが、ここ「むつ」はやはり初めての寄港地ということで、私の心に焼き付いています。(東京港さん、ゴメンナサイm(__)m 東京が一番最初だったのですが、母港ということで「むつ」に譲ってやってください(^^)v)

東京、神戸を除くと、日本丸や海王丸の寄港地は、ほとんどが招待されて行くので、寄港しているあいだに一般公開やセイルドリルなどを行います。そして夜にはイルミネーションです。
これらのことをするのも私たちにとっては初めてのことです。

入港と同時にイルミネーションの準備をします。
これがまた面倒くさいのです。
クリスマスツリーのランプをつけるようなものですが、ランプひとつが手のひらくらいの大きさで、そのランプがいくつも一本のケーブルについているのです。それが何本もあり、右舷側、左舷側、マストなどにつけていきます。
つける前には球切れもチェックします。
これはだいたい入港時の当直班の仕事です。
(私はやった覚えがあります(^^;)

むつには、1989年4月10から13日までの4日間寄港していました。入港日と出港日を除く中2日には、船内の一般公開がありました。一般公開は実習生の半数の人間が、何人か交代で案内にたちます。
そのあいだ、他の半分の実習生は、むつ市に用意していただいた見学ツアーにいきました。

このときのコースは、海上自衛隊の大湊基地にある歴史資料館(?)のようなところ、次に近くの温泉にいき、そして「恐山」。
三途川はこんなところにあるんですねぇ。初めて知りました。(^^;
そして、最後には原子力船「むつ」の見学をしました。

恐山と三途川
三途川には太鼓橋がかかっている
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