腕は弓 ロッドは弦(つる) ラインは矢

私はフライキャスティングが丁度、弓矢に似ていると思います

上に書いてあるようにラインを遠くに飛ばすには
弦の中央をまっすぐに引き絞り矢を解き放す
ことにより、矢はまっすぐに飛んでゆきます

この時、弓を支える腕がぶれたり
弦を引き絞った力に負けるようでは力ずよく矢は飛んでゆきませんし
最悪は矢がその場に落ちてしまって弦で体をたたく羽目になります

フライキャスティングに置いてもロッドを支える腕が非常に大切になります

このことを本屋ビデオではロッドをとめると言っているようです

ロッドティップとラインの関係は弦の中央と矢の関係と同じく
弦の中央の描く軌跡と矢のつがう方向が同じときもっとも力ずよく飛んでゆきます

重い矢を飛ばしたい時は、弓も硬く反発力が強い物を使い
また弦もその反発力で切れない物を使用します
これと同じようにより大きな重いフライを投げる時は、より大きな番手のロッドやラインを使用します

ここまでで書いた意味は、ロッドを効率よく曲げるにはロッドを立てた状態でまっすぐに引く(押す)ことです
そして、シュートの時はロッドを止め、いっきに貯めたパワーを開放することです
女性に多いのですがロッドを前後で止めることが出来ずパワーの開放が上手く出来ない人が多いようです

ロッドを止める

ロッドは、スプリングと同じで曲げるとその反発力で元に戻ろうとしますが
車のショックアブソーバーの様な物が無い為に反対側に曲がってしまいます
その動きを少なくする為にフォロスルー(送り)を少し行います
上級者達が自然にこの事を行っている為にキャスティング・ストロークの終わりでロッドを
止めているように見えますが実はストローク中にロッドを止めフォロースルーを行っているのです

ロッドを止める感覚は、非常に大切です

ロッドを振る時の状態を説明すると
ロッドに負荷をかけ、ロッドを曲げる
曲がったロッドを止めることにより負荷を開放する
ロッドに起きる不要な振動を消す為にフォロースルーを行う


ロッドを曲げる(負荷をかける)

ここまででロッドに負荷をかけるとか曲げるとか書いて来ましたが
ロッドは板スプリングと同じで曲げる時にはゆっくりでも早くても曲げることが出来ますが
戻る時にはロッドの持つ反発力により戻ります
この反発力(戻る)に合わせたスピードで曲げる必要が有ります


と言うようにロッドに合わせてストロークとスピードを調整します