更新2026/4/4/10








               2026年

 
           
     融通念佛宗

      松燈山 道 音 寺 

                   〒538-0044
                         大阪市鶴見区放出東1-25-19
                 

      
                 

  桜の開花の時期は「陽春の候」などと言って、春たけなわの季節となります。春の彼岸も過ぎて日が長くなり、
晴れの日は日差しも強く世の中がぱっと明るくなったように感じます。
 桜の開花は大阪では例年より1日早い3月26日でした。3月31日に大阪では最高気温25.1℃を記録し、
観測史上最も早い夏日になりました。温暖化が進んでいるせいでしょうか。4月1日には道音寺の桜も急な気温の
上昇で、ほぼ満開になりました。
 5月に入りますと5日のこどもの日は立夏となります。もう夏が来るのです。その立夏の前の18日間が春の
土用となります。4月17日が土用の入りです。またその日は新月になりますので、旧暦では三月一日、弥生の
朔日(ついたち)です。
 4月から日本では新しい年度が始まります。社会全体がリセットされ、新入生、新入社員だけでなく、みんなが
身も心もフレッシュな気持ちで学校や会社に向かいます。希望を膨らませながらも不安もあるでしょうが、肩の力
を抜いて頑張って下さい。

さて、漢和辞典によると「櫻」(「桜」は略字)という文字はユスラウメとあります。
 以前ユスラウメの漢字表記は「櫻桃」であったようですが、現在では「桜桃(おうとう)」は広くサクランボを
意味するようになり、ユスラウメは「山桜桃」と表記され、山に追いやられてしまったようです。
 広辞苑によると漢名は英桃となっています。ユスラウメは綺麗な赤い実をたくさんつけます。サクランボより小
ぶりで表皮は薄く、食べると甘酸っぱく美味です。
 
   
                     ユスラウメとその実                  
 
 ユスラウメもサクランボもバラ科サクラ属の樹木の名前でもあり、果実の名前でもあります。
 そしてどちらも「桃」の表記がありますが、モモのように縦割れのくぼみがあるからでしょう。   
 ちなみに桃の花については次の禅語があります。

 桃花笑春風 (とうか しゅんぷうに えむ)
  時がたっても変わらずに、春風が吹けば桃の花が咲き誇ります

 もともとは唐詩の一節「桃花依旧笑春風」で「旧に依って」(去年と同じように)が省かれています。
 毎年いろんなことが世の中で起こっていますが、自然は同じサイクルで巡ってきます。寒さ厳しい冬もいつか暖かい
春が来ます。酷暑の夏もいずれ秋が訪れます。
激しい雨がいつかやむように、人の世も苦しい時期があってもいつか平穏な日々が来るでしょう。

   散るという飛翔のかたち
        花びらはふと微笑んで枝を離れる
                      俵 万智 『サラダ記念日』より
   こころよく
       春のねむりをむさぼれる
           目にやはらかき庭の草かな
                        石川啄木 『一握の砂』より

 大念佛寺本堂落慶法要と万部法要・菩薩おねり
 本堂の銅板屋根の葺き替えや耐震工事などで約3年の時間が費やされました。そしてようやく本堂での万部法要と菩薩おねり
が厳修できるはこびとなりました。
 5月1日は午前中落慶法要を営みます。本堂内は関係者や招待寺院の僧侶などが入るため一般参拝者は入堂できません。
午後からは舞楽奉納、和太鼓奉納「いなせ」、中村美律子コンサートは入堂可能です。

    

 
 





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