松燈山 道 音 寺
〒538-0044
大阪市鶴見区放出東1-25-19
℡ 06-6961-1201
境内の桜はすっかり葉桜となりました。
風の強い日は花吹雪、雨の日は薄桃色の絨毯。それも毎年のことですが・・・。
『さくらの はなびら』という、まどみちおの詩があります。
えだを はなれて ひとひら
さくらの はなびらが じめんに たどりついた
いま おわったのだ そして はじまったのだ
ひとつの ことが
さくらに とって
いや ちきゅうに とって
うちゅうに とって
あたりまえすぎる ひとつの ことが
かけがえのない ひとつの ことが
花が終わって桜の一生が終わるわけではありません。
新しい葉を広げて来年の花の準備が始まるのです。
桜だけではありません。花の後に種をつくって次の世代に託す草花もあります。
また、どの個体も単独で生きていくことはできません。
水や太陽の光、土とその中の微生物、花粉を運ぶ昆虫や風など、
周りのいろんなものが影響を及ぼしあい、
互いに関わりをもって生きています。生かされています。
私たちの世界は共生の世界なのです。
そのなかで生命という緻密で精巧なシステムが、
何十億年もの気の遠くなるような長い年月を経て創られてきました。
不思議なことです。科学が発展した時代でもどのようにして生まれてきたのか解りません。
宇宙に存在する大いなる働きがあるのでしょうか。
それを神と言ってもいいのかも知れません。
何事の おわしますかは 知らねども
かたじけなさに 涙こぼるる
西行法師

カタバミ カタバミの実

ムラサキカタバミ
カタバミの学名はOxalis corniculata。
Oxalisは「oxys(酸っぱい)」が語源で果実は槍先のようにとがった形をしているため
corniculata「角(つの)のある」と名付けられています。
葉や茎にはシュウ酸を含みます。
シュウ酸の英名はカタバミの名をとってOxalic acidです。
(https://www.hana300.com/kataba.html)
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