更新2024/2/5




               2024年

 
           
     融通念佛宗

松燈山 道 音 寺 

538-0044
            大阪市鶴見区放出東1-25-19
                 


       

 3月3日はひな祭り、桃の節句です。一年のうち5つの節句があります。1月

7日七草の節句、3月3日桃の節句、5月5日端午の節句(菖蒲の節句)

 7月7日七夕(笹の節句)、9月9日重陽(ちょうよう)(菊の節句)

1月以外は奇数の重なりになっています。

中国の陰陽五行説では奇数は陽、偶数は陰と考えられていました。

節句は同じ数の陽が重なることで縁起がいいと考えられたのでしょうか。

 ちなみに、今の太陽暦では3月3日、5月5日、7月7日は同じ曜日になります。

 2月なかば頃から各家庭やいたるところでひな人形が飾られています。

  

左はお仏壇の横に(Fさん宅)、右は外の郵便受けの上に(Hさん宅)

家のうち うす暗き日も あてやかに 
             白きめでたき 雛の顔かな

                                                  与謝野晶子

  

 以前は雛飾りが一畳以上の場所をとって飾られていましたが

、今は少しのスペースでも飾れるかわいらしくほほえましいお雛さんが多くなりました。

 通りすがりにふと目に入ると、ほっとした温かい気持ちになります。
 
菜の花の 白和もよし 雛料理
                                     山口青邨(やまぐちせいそん)

二人して 雛にかしづく 楽しさよ
                         夏目漱石



 大阪平野の総本山大念佛寺では、本堂を素屋根で覆い令和の大修復が行われています。

  

大念佛寺の本堂は大阪府で最大の木造建築です。

現在は大阪市の指定文化財ですが、将来は国の重要文化財への期待が高まっています。

 明治31年に先の本堂が炎上し、再建のため昭和4年に延べ5万人からなる

石づき工事が行われ盤石な基壇が造られました。

そして昭和13年に現在の本堂が再建されました。

修復にあたっての詳しい調査で、日本の伝統工法と西洋の建築技術が

融合して建てられていることが改めて確認され、評価されました。

  

昭和4年の石づき工事でしっかりとした地盤が造られていました。

さらに今回は液状化などの地震対策も施されています。(上左写真)

 銅板瓦がすべて取り除かれています。(上右写真)

  

左は隅棟の骨組み、右は取り付けられていた隅棟の鬼飾りです。

 文化財としては使用可能な銅板は再利用します。

 どうして銅板瓦なのか。普通の瓦を使用すると、瓦を支える土を乗せなければなりません。

大きな木造建築ではその両方の重量を持ちこたえることができません。

そのため骨組みも木製で軽量化できる銅板葺が採用されています。

 大阪にも大きな木造建築がありましたが、

大念佛寺の本堂以外はすべて鉄筋コンクリートになりました。

 令和6年5月に修復が終了し、新たな屋根が披露されます。

決まってはいませんが東側正面が銅色(あかがねいろ)の新しい瓦となり、

裏の西側屋根が再利用の緑青(ろくしょう)瓦になる予定だそうです。


   

3月10日(日)は御回在です。今年は午前9時ごろから回られます。


 
本山大念佛寺から七人の僧侶と四人の供奉員が

鉦を打ち鳴らしながら御本尊十一尊天得如来をかついで、

各末寺と檀信徒の家々を回り、先祖の追善回向、家々の祓い、

身体堅固等のご祈祷をします。

 そして11時前に本堂に帰院され、そこで本尊天得如来のご開帳とお勤めがあります。

その後ご導師から法話があります。

 ご近所やお知り合いの方をお誘い合わせのうえ、ぜひご参拝下さい。

 なお、御回在の本山への回向料(下記)は道音寺が集めることになっています。

2月の月参りの際にでもお納めください。
*ご自宅では   「立て回向」  2000円
              *一般の回向でお仏壇の横にご本尊を立てかけて回向をします。

         *道音寺本堂では 「一夜回向」  1000円(一霊につき)
                             道音寺本堂の法要で回向をします。
                  「常回向」 3000円(一霊につき)
                                 道音寺だけでなく、近隣の融通念仏寺院の
                                   御回在においても本堂の法要で回向をします。

   3月 11日(月)~17日() 別時念仏会                                  .

                                   道音寺の発展に寄与されたある篤志家を供養するための念仏会(え)です。  
                 また、この七日間で永代祠堂の霊を供養します。

    17日()~23日(土) お彼岸                                          .

 ※  17日( 彼岸別時念仏 施餓鬼法要 午後3時より                   .
            本来は別寺念仏中の施餓鬼行事でした、.
                   春の彼岸の期間に彼岸会として行うことになりました。

 

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