更新2025/7/4
2025年
融通念佛宗
松燈山 道 音 寺
〒538-0044
大阪市鶴見区放出東1-25-19
6月27日、大阪管区気象台は「梅雨開けした模様」と発表しました。
例年より21日もはやい梅雨明けでした。気温は6月半ばから30℃を超える日が続き、これから真夏がいつまで続くのか心配です。
さて、7月7日は七夕です。中国の伝説では、一年に一度だけこの日に牽牛が天の川を渡って、織姫に会うことを許された日とされて
います。牽牛は彦星アルタイル、織姫はベガです。実際に星が動くことはありませんが、ロマンチックなお話です。その日空が晴れ
て無事天の川を渡れますようにと夜空を仰ぎながら私たちは見守ります。
学校で習ったかもしれませんが、わし座のアルタイル、こと座のベガ、はくちょう座のデネブはともに一等星で、これらを結んで
夏の大三角形と呼ばれています。
また、古代アラビアではアルタイルは翼を広げた「飛ぶ鷲(わし)」の意味があり、ベガは翼をたたんで下降する「落ちる鷲」と
いう意味があるそうです。
ただ、西暦の7月7日午後9時頃は夏の大三角形はまだ東の空にあり、その時目立つ星座はさそり座です。午後9時は真南の空にあり、
赤い一等星アンタレスが地平線から30度のところに位置しています。 アンタレスは「火星(アーレス)の赤さに対抗する(アンチ)」
という意味があるそうです。
7月7日の午前0時ごろにやっとベガが頭の上(天頂)にきます。七夕は本来旧暦七月七日の行事ですから無理もありません。
今年、旧暦七月七日の伝統的七夕は8月の29日です。一月半以上も遅くなります。
時間差でねむるアルタイルとベガの夢の
底でうずまく青い川
りっとう ゆき
お盆を迎えるにあたって
簡単な盆棚のおまつりを紹介します。図のように、お仏壇の前に小さな机を置き、経木を立て、ご飯、湯茶、お花、季節の野菜や果物
などをお供えします。
①経木立て
②なくても構いませんが、あれば真菰(まこも)のむしろを敷きます
③器に水を入れ、葉のついた枝の先を浸します
湯茶はできたら朝昼夕と三回お供えしましょう。提灯を準備されるところもあります。お膳を用意したり、おがら(麻幹)のお箸をつけて
素麺をお供えしたり、また、おがらの足をつけてご先祖の霊の乗り物「胡瓜の馬」(馬に乗って早く帰って来られるように)、「茄子の牛」
(お土産を担いで牛に乗ってゆっくりお墓などにもどられるように)を供えることもあります。心をこめて供養することが大切です。
供物として ・季節の野菜 ナス、キュウリ、カボチャ、 トウモロコシなど(蓮の葉を下に敷くこともあります)・故人の好物など
・その他 ほおずき(提灯を表す) 素麺(細く長くを表す) 昆布(喜び)など
新盆(初盆)の場合は経木立ての前にお位牌をお祀りします。
新棚(あらたな)という新盆用の社(やしろ)を置いて、その中にお位牌をお祀りすることもあります。
新棚
<お盆の日程>
8月 7日(木) 七日盆(なぬかぼん)
盆はじめといってお墓やお仏壇をきれいに掃除します。盆棚を用意して
ご先祖の諸霊をお迎えする準備をはじめます。
初盆の場合はこの日の前後からお参りしますので、8月初め頃から盆棚の
準備をしておきます。
8月10日(日)~12日(火) 経木受け 経木立てでお祀りするご先祖の戒名を書いた経木をお渡ししますので
当寺まで受け取りに来てくだい。
8月13日(水)~16日(土) 「お盆」
13日が迎え盆、縁側などに迎え提灯を吊し、夕方に庭先や玄関先で迎え火を焚きます。
(ほうろくなどの上でおがらを燃やします)
14,15日は季節の野菜や果物などをお供えしてお祀りしましょう。
お膳を用意したり、お茶湯などもできたら朝昼夕と替えましょう。
16日が送り盆です。精霊を送ります。迎え火と同じように庭先や玄関先で送り火を焚きます。
(15日の夕方のところもあります)
8月18日(月) 「施餓鬼法要」 当寺本堂にて
法要と経木塔婆の回向
午後3時より約1時間半の法要
(回向料 一霊につき300円 初盆一霊1000円です
事前申し込みまたは当日本堂受付にてお申し込み下さい)
初盆の方は是非お参りください。
8月23日(土)、24日(日) 「地蔵盆」
25日(月) 地蔵盆のお供えを配ります(午後の予定)
墓地の管理料の納入 道音寺墓地に墓石を所有されている方で、今年未納の方はお盆の墓参の折に納入をお願いします。
道音寺墓地は、皆様に納めていただいた管理料によって墓地の管理や整備・清掃などを行っております。
墓石一基 ・・・・年間2,000円
二基 ・・・・年間4,000円
三基以上 ・・・・年間5,000円
(ただし、墓石の大きさによって上記と異なることがあります)
カラスなどによる被害が、線香立て、お花、お供え物などにでています。
お菓子や飲み物類のお供え物はお下がりとしてお持ち帰り下さい。
9月23日(火) 秋の彼岸会 午後3時より
松燈だより 道音寺紹介 年間行事 合祀墓(合同墓)
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