醤油のふるさと湯浅町を訪ねてみませんか 

湯浅重要伝統的建造物群保存地区町並み散策

湯浅重要伝統的建造物群保存地区のご案内のページです

●湯浅の町家のかたち
   湯浅の町家の古い間取りは、片側にトオリニワを設け、居室は表にミセをとり、裏にダイドコロを配置します。間口が広い場合は表にミセオク、裏にナンドを設け、その背後にザシキを角屋のかたちで突出させます。 町家の外観をみますと、1階入口は大戸口、ミセの表は古くは半格子と呼ばれる手摺状の格子が見られます。 また、軒先には、雨や霧除けの為の木製幕板が多く見られます。 これは、降水量の多い地域ならではの湯浅らしい装置といえます。  2階は、江戸時代には虫籠窓が開けられましたが、時代を下ると木格子の窓が登場し、大正期に硝子窓が普及します。  屋根は江戸期から明治にかけての町家はほとんどが切妻造・本瓦葺になり、湯浅の町並みに重厚な印象を与えています
 
虫籠窓(むしこまど)
虫かごに似ていることからこう呼ばれています。
 
江戸後期の町家は、切妻造・本瓦葺、つし二階建、1階の大戸と格子、本瓦葺の庇、2階の虫籠窓など、重厚な表構えです。
  
主屋のトオリニワ上部は吹き抜けとなり、棟には煙出しが開けられています。ザシキは角屋になっています

大正期になると伝統的な町家のかたちを踏襲していますが、総二階建、1階の出格子、桟瓦葺の庇、黒漆喰塗の壁面など、当時の流行を取り入れています。
 湯浅重要伝統的建造物群保存地区内の案内図

湯浅伝建地区保存協議会

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