ネタメモ ※ジャンルごちゃまぜ。殴り書きなのでR15-18的表現も特に隠しません。

120214 武装錬金 鷲蝶

■ワシの恩返し 続き更新

2巻を読み返して、鷲尾ウオオー!ってなったから続きちょっと追加。


120204 車2教授←餌 開けゴマ ※半擬人化

不機嫌そうな声を聞いてる時とか、単調な作業を繰り返す仕草を見ると、たまにどうしようもなく体が熱くなる。呼吸が乱れて汗が出てきて部屋に籠もってベッドに身を投げ出すとあとはもうわけもわからず手を動かすばかり。
ペッパーとバカにされて住む場所すらなかった自分は金で女を買うこともなかったがそれでもこういう時は好みの女を思い浮かべた。最新でもなくオンボロでもないほどよい年代の、優しい雰囲気の、乗り心地のよさそうな柔らかい車を。それが今じゃどうだろうか。俺より一回りも二回りも年上のそれも同性のまるで性的な魅力がない(と普通なら思うだろう)その人を思って自慰をする自分は一体何だ。
「……教授」
彼には感謝している。周囲から世界から見放されて崖っぷちに立っていた俺を手招いてくれた唯一の存在。
彼にすれば手駒を増やすために猫を拾ったようなものだろう。何の感情も持ち合わせてないことはわかりきっている。彼の態度は誰にでも同じ変わらない無味無臭のもので、それが組織の者すら近寄りがたい空気を作っている。俺と同じ側近のグレムすら「ゾッとするね」と言わせた単眼鏡の奥の瞳。俺も怖い。怖いのに、なんでだろう、体が熱くてたまらない。
「きょうじゅ」
俺は本当に猫と同じだ。アンタが最初に手を差し伸べてくれたから、ただ一言「こっちへ来い」と言ってくれたから、俺は、悪行も平気でやってのけるし、こんな時にすらアンタのことを考えてしまう。
今よりもっと、もっとアンタの役に立って、俺を見てほしい。褒めてほしい。その声で、名前を呼んで。俺のこともっと欲しがって。俺だってアンタが欲しい。俺にはアンタしかいないんだ。
『エーサー』
「!――……っ……」
こわばって浮き上がった腰が何度か痙攣してまたベッドに沈んでいく。手の平に収まりきらなかった欲がシーツにシミをつける。はあはあと自分の荒い息が聞こえる。最高にみっともない。本当に、普通じゃない。俺はまたどこかが故障したのだろうか。できることならば教授に診てもらって直してもらいたい。ああ、でも、あなたに欲情して毎夜オイルを無駄にしてるんですなんて言ったら、きっと殺される、何の感情もこもらない目で。それとも、少しは動揺してくれるだろうか。
(好きなんです)
こんな気持ち悪いことを言ったら廃車にされるだろうな。どうしようもない。涙まで出てきた。俺は本当に何をやってもダメだ。大切なあなたをうまく尊敬することもできない。