110227 もんじの嫁入り(1)※捏造パラレル 昔々、とある村に、中在家長次という青年が住んでいた。 中在家は村の地主様。蔵にはたくさんの書物がためこんであったので、長次は小さい頃から家の本ばかり読んでいた。成長しても、よほど読書が楽しいのか、外で遊ぶ友達もつくらず、日がな一日本とばかり遊んでいた。家族以外の人と接することもほとんどなく、他人に話しかけられても返事はとても小さな声。周りは長次を疎遠にしてしまう。 そんな変わり者の息子を心配して、中在家夫婦は長次に嫁をもらうよう説得した。守るべき者がいれば、彼も少しは変わるだろうと。長次は自分の嫁が誰であろうと特に関心がなかったので、両親の願いのままに嫁をもらうことにした。 花嫁は隣村地主の潮江から迎えることになった。潮江家には娘と息子がおり、ちょうど娘が花盛りだった。 縁談が進み、準備が進み、いよいよ花嫁が長次の元にくる前日になった。けれど、長次は相変わらず本を読んでいる。長次は、年頃なのにもかかわらず、恋愛というものにまったく興味がなかった。人間関係自体が億劫なものだと思っていたし、知識や感受性を求めるなら書物と向き合っている方が効率がよい。経験すら本を読めばおおかた身に付くだろうと思っていた。 そんななので、自分の花嫁がどのような者であったとしても、長次は何とも思わないのだ。 ――けれど、迎え入れられた『花嫁』には、そんな長次も目を丸くして驚いた。 「このような立派な家に迎えられ、とても喜ばしく思います。ふつつか者ですが、鍛錬は欠かしていないので力仕事には自信があります。どうかよろしくお願い致します」 花嫁としてやって来たのはどこからどう見ても立派な青年だったからだ。青年も苦々しく笑っている。 「……なんつっても、こちらこそってわけにゃあいかんだろうなあ、その顔じゃあ……ハハ」 青年は、潮江家の息子の文次郎という者だった。 彼には妹がおり、本来ならその子が中在家に嫁ぐはずであったが、直前に失踪(おそらくは駆け落ち)してしまった。狼狽する両親よりもしっかりしていた文次郎は、とりあえず先方に謝りに行こうと単身で乗り込んできたのだった。 「こちらの身勝手な都合でご迷惑をおかけすること、大変申し訳ありません。幸い、親戚にも年頃の娘はおります故、器量よしを選びまして改めて縁談をお持ち致したい。もちろん、無礼許さないとおっしゃるなら、この件はなかったことにしていただく他ありませんが……」 深く頭を下げる文次郎に家の者も困惑する。どうしようかと、当事者の長次に自然と目が集まった。 「……」長次は文次郎を見る。 頭を上げた文次郎も、長次の視線を受け止める。真っ直ぐと。 「……私は、別に、誰でもいい」 ぼそりと呟く長次に、文次郎は少し怪訝な表情をした。 けれどすぐに凛とした顔になり、「ならばしばらくお時間をいただきます」と頭を下げた。 そして、 「詫びにもなりませんが、花嫁が決まるまでこちらで下働きとして仕えさせていただきます」 と、言った。 「……」 「ふつつか者ですが、どうぞよろしくお願いします」 +++ BLではよくあることです。そんなあるあるを長文でメイクラブ。 110129 落乱長文 ■○○してもいいですか なれそめSS 101012 逢魔ヶ刻-鯱鯨 どんなに酷い仕打ちを受けようと、生涯貴方に従うことを誓いましょう。 どんなに手を伸ばしても届かない光を求める歪んだ深海魚のように、 貴方が独り苦しんでいるその醜い姿を視ることのなんと愉しいことか。 本当は知っている。貴方の足に絡む藻草を外す方法を、私はとうに解っている。けれど貴方には一生伝えまい。この黒い感情と共に奈落へ沈める。黙して貴方の忠実な下僕になる。 貴方が海底で藻掻き息絶えるその刻まで側にいる。その傍らに。そして貴方の屍骸を優しく屠るのだ。 っていう鯱→鯨が見たいんだ。眠る館長の首締めるサカマタみたいな 殺伐とした感じの。 あと館長の呪いが減らなくなったあたりの病んでる館長とかかきたい。マスク外して「なぁ、俺の顔もとに戻ってるよな?」って詰め寄るの。ちょう怖い。なんでだよこれ以上どうすればいいんだ!ってキレてモノ(雑魚含む)に八つ当たりしまくる館長と同じ空間でじっと館長のこと見てるサカマタは↑の思考みたいな。なにこの病みコンビ怖い。中二病なキャラ崩壊が好きでごめんなさい…こんなんでもサカマタは情に厚いイイヤツだと思ってる。 それかめっちゃほんわかぽにぽに丑三ツ時パラダイス水族館が見たい。両極端乙。 100914 泥眼の猩々 ぬらりひょん+狒々 ※捏造設定 カフェ〜中。 「お前の自慢の息子は…何て名前だったかの…そうそう、猩影の坊主は元気かい」 「ああ、元気じゃ。体もよぉ育っとる」「少々大人しすぎるような気もするがね。あの子は猩々妖怪にしちゃあ優しすぎるよ」「ワシはあの子にすべてを与えた。猩々の能力、一族の技術、ワシの畏れ…そう、そっくり『すべて』を」 「……」 「気づいとるじゃろう?今のワシには何の力もない。そこいらにおる小妖怪とそう変わらぬ」「組織ばかりが肥大した、今の儂は張り子の馬じゃ。外敵が侵入すれば、そう長くは保つまい」「今日おぬしを誘ったのはな、除籍を申し入れようと思ったのよ。こんな様では奴良組に泥を塗ることになりかねん。なぁ、総大将、」 「――不味い」 「ん?」 「なんじゃいこのパフェは。人気があるとか書いてあった癖にしょっぼいのう。不景気だからって材料に手ェ抜きやがって」 ガタン 「出ようか、狒々」 夕焼け。逢魔が時。 「最初にお前と盃を交わしたのは、いつだったかのぉ」 「……さぁて、昔すぎて覚えておらぬわ」 「狒々」 「……」 「覚えておらぬのか」 「……言わせるな。言ったろう、息子を産んだ時にすべてを渡したと。ワシは抜け殻だと。何もないんじゃ。何も……ワシは……だから、正気を保っている間にと、こうして恥をかいておるのではないか……!」 「――お前の言い分もわかる。ワシらに迷惑かけまいと悩んで出た答えだってことも、よくわかる。お前がそう望むなら、叶えてやった方が良いのかもしれん」「それでもなぁ……狒々、ワシは首を縦に振りたくない。数えきれぬほどの年月をお前と共に過ごしてきた。ワシの奴良組はただの組織じゃねぇ。少なくともワシにとってはそうじゃねぇ。牛鬼や、一ツ目、木魚達磨、それに狒々。お前らワシの代からの連れは特にそうだ」 目の前の小さな老人はそれでもなおあの日のように眩しい。 「今さら、お前の代わりなど見つけられようはずもない」 『狒々ってなぁ酒が好きなんだろう?飲み比べてワシが勝ったら、ワシと盃をかわさんか』 結局、酒呑み勝負はどちらが勝ったのだったか――。 「……ぅ……ぁ……」 硬く冷たい能面の裏から、熱く滴る涙が落ちる。 気づかぬふりをして、ぬらりひょんは言葉を続けた。 「朽ち果てるなら、最期の時も奴良組であってくれ。ワシの家族として死んでくれ。狒々……これはワシの我が儘なんじゃ。聞き入れてくれや」 「……まったく、本当に我が儘な大将じゃ。まだお守りが必要か。おちおち隠居も過ごせぬわ」 --------------------------------------------------------------------- 狒々様ビフォーアフターの理由をあれこれ妄想してたらどうしてこうなった。 「泥眼」「猩々」は能面の名前。狒々は多分ふたつとも持ってる。 久しぶりに宇多田のcan you keep a secret?聴いたら狒々イメソンぽいと思ってしまった。 100716 5D'sリック→ボルガー 深夜を回り人気のないビルには非常灯の明かりだけが点々としている。 こつりこつりと小さな足音を進ませながら、リックはひとつの扉の前で立ち止まった。 アクセスキーを通し、パスワードを入力する。中には誰もいないとわかっているのに、 コンコンコンとノックを叩く。 「……失礼します」 カチャリ 鍵のかかっていた社長室の中は当然誰もいない。けれどガラス張りの壁から注ぐ摩天楼の光が眩しかった。 机の上に今日の報告書を昨日の報告書の上に乗せる。 『私はいつ戻って来られるかわからない。ここは好きに使っていい。……席をなくしてくれても構わない』 そう言って小さく微笑む彼はどこか悲しそうで、その悲しみがどこに繋がっているのか細い糸をたぐり寄せたくなった。 けれどそうしなかったのは自分がみじめになるだけだとわかっていたからだ。 「社長……この席はあなたのものです。ずっとここに置いておきますから、だから……」 一日でも早く帰ってきて下さい。 私は貴方の帰りをただただ待ち望んでいます。 +++ リックが深夜社長室の椅子でオナニーするSSが書きたかった。無理だった。病気。でもこれは某氏曰く「リックスキーの90%が通る道です正常です」とのこと。よかったよかった! 「じゃあリックがボルガーを押し倒すんだけどボルガーはありし日の自分がピアスンを押し倒して無理やり×××した記憶と重なって抵抗ができない妄想もみんな通る道なんですね!」って聞いたら「3ヶ月前におよそ4人が通った有名な道です安心してください!」と言われました。わあいよかったあ! リックが魔性のゲイすぎて生きるのが辛い。 100606~100629 ぬらり酒呑茨木 をばりょう ■をばりょう 酒呑親父×ショタらき ※18禁 をばりょう:産女の泣き声がそう聞こえるらしい。をばりょう→負われう→おんぶして (追記)ショタらきと板ついてる今の茨木は別人だと思うことにした。=キャラ崩壊中 (追記2)茨木かどうか自信なくなってきた。まさか茨木にわぁい的な表現させるとは… (追記3)今さらだけど素股プレイもいれたかった。次書く時にリベンジする!茨木のつるつるちまちまふとももに酒呑の鬼ごろしがゾムゾム!^▽^ 百三幕読み返したら酒呑茨木の体格差がすごくてこれはいっそ南くんの恋人プレイをすればよかった…と頭を抱えた。次に酒呑茨木書くなら全身でちんずり+素股のフルコース決定。 100526 BSR信玄謙信 (`・ω・´)「儂の子を産め!謙信!」パンパンッ「ああっ、しんげんっっ…!!」></// こんなメモが出てきたよ消化できる自信ないからここに吐く(迷惑)BSR謙信様はおんにゃのひとだと思ってるから信玄と♂ケコーン♀すればいい。おとこにょひとでも大丈夫♂ガチューン♂すればいいよ ってツイッターでつぶやこうとしたんだけどよく考えたら真面目な人が検索してこんなんヒットしたらかわいそうすぎると思って大人しくサイトでぶちまける。信玄と謙信はどの作品でもだいたいラブラブしてるから妄想しやすくてかわいいです。 100526 管理人の好きCP履歴 ■落乱:土井きり⇒利土井⇒文伊・鉢雷(上級生)⇒長文(文次郎受け)文次郎攻めも好き。■遊戯王:バク獏・海バク⇒闇マリバク・闇マリマリ⇒竜蛾・梶絽場⇒本御 バクラ⇒マリク⇒竜崎・羽蛾って感じです。■武装錬金:鷲蝶⇒次攻 主従と兄弟に弱い。■バサラ:死壊コンビ(明智毛利)⇒瀬戸内+明智⇒光濃 明智LOVE。珍しくノーマルCPにはまった(でも人妻orz)■サイレン:犬居兄弟⇒遊坂射場06号 原作で報われないCPばかり…■その他もろもろ大好きです。上記ジャンルCP以外もいろいろたくさん手を出しました&出してます。 100318 三国無双/徐司馬 班女 毒矢を受けた徐晃。戦線離脱。幕舎にて応急処置を受ける。芳しくない。朝一で帰国し治療が必要か。作戦に深く関わっていた徐晃は無理に復帰しようとするが、軍師の司馬懿は認めない。言葉でねじ伏せ、床に戻す。その後人払いをさせて、事務的な(極秘作戦の変更)報告を済ませる。そのまま見張りのように側でたたずむ。 深夜。あれほど激しく響いた戦の音は消え、辺りは静まりかえっている。天幕の外でじりじりと燃えるかがり火の音。時折の爆ぜる音。苦しげに呻き続ける徐晃。眠ってしまえば楽なのに。睡眠薬を与えるか。司馬懿が医者を呼ぼうと腰掛けから立った時、引き止める腕「――徐晃殿?」に、思いの外乱暴に腕を引かれ、寝台に倒れた。ドサッ「くっ……!?」何事かと体勢を立て直そうとしたその体の上に徐晃が覆い被さる。大の男の重み。体臭。発熱。逆光で表情は暗い。一瞬だけだが、恐怖を感じた。「何をされる、徐晃殿!」「司馬懿殿……某は 死ぬのであろうか」怪力は少しも衰えていないが、徐晃の声は荒い息にかすれて信じられないほどに弱々しい。司馬懿は目を見開いた。「馬鹿なことを。貴殿をみすみす死なせる我ら(同胞)だとお思いか。気をしっかり持たれよ」「……すまぬ」普段の徐晃からは考えられない妄言だった。彼自身も自覚している。毒のせいもあるだろう。けれど本心からかもしれぬ。忠義で誠実な豪傑の、心の奥底に根付く弱さ。「某は、できることなら戦場で果てたい。主君を護り、好敵手との刃に打ち倒される…そこには一片の悔いもないでござろう。しかし、このような…無音の暗闇の中、武器も持たず、鎧も身につけず、床に伏せたまま命を落とすということは…そのような、某が某でない様は…とても耐えられぬ。これが死への恐怖というものであろうか」「――…」それは、おそらく死をも厭わない信念の矜持だ。そう思ったが、司馬懿には答える術もなかった。自分の考えはまったくの正反対だ。戦場で死ぬなど愚の骨頂だと思っている。それは己が軍師の立場であることに起因しているが、もうひとつ。徐晃にとって護るべき主君に取って代わる野望があるからだ。玉座に座りながら指先で駒のように幾万の兵を動かす。そうして生を全うした己の死は、誰の邪魔も入らない無音の世界で、眠るように迎えるものだと…。 「医者に、気が静まる薬をつくらせよう。だから、離してくれないか」司馬懿は説得するが、徐晃は首を振って聞き入れなかった。「……このままで。もう少し」徐晃は司馬懿の体に腕を回して掻き抱く。力は強いが、それも重みも抑えているようで、苦痛とまではいかない。動物は生命の危機を感じると生殖行為を求めると言うが。「徐晃殿……私に子は成せませぬぞ?」冗談とも取れるように問えば、徐晃もまた小さく笑いながら答えた。「承知してござるよ……それでも、のこしたいと、思った」形見を。あなたへ。「……そのような重いもの、私には持てぬ」「すまぬ…」「意味のない謝罪などされるな」「……すまぬ」 そんでこのまま添い寝してやっと就寝。翌朝なぜか回復した徐晃。普通に宣戦復帰。ふりまわされたのは司馬懿だったっていうオチ。タイトルは能の演目名。その元ネタは前漢らしい。 100303 TOA雪国 (ピオ+サフィ)×ジェイドの3Pエロ小説or漫画が読みたい。絵でもいい。見たい。 ジェイドのディストに対する扱いがあまりにひどくて、それがディストの記念日(誕生日とか)なもんだからピオニがかわいそうに思ってサフィール♪って声かける。ディスト多分ピオニーのこと苦手だよね(ジェイドとった!って感じ)でもジェイドと3人で遊ぼうって言われて子どもの頃思い出して誘いに乗っちゃう。で、夜 ピオニーの寝室に呼び出されたジェイドがなんでディストもいるんですかってごっつ不機嫌になるんだけど えーと その前になんかこう紅茶に薬でも入れられてて、ベッドに押し倒されても服を脱がされてもうまく抵抗できない状態で(都合いいなあオイ)ピオニーならまだしもディストに触られてこんなになるなんて嫌だーって思うのに皇帝ったらジェイドの弱いところは〜ってこそあどで教える。サフィールやめなさいって怒っても逆効果。ジェイドジェイド好き好きって話聞いてない。口にくわえたりする。配置的に前にサフィ・ジェイド・後ろにピオニー(拘束係)でもピオニーも首筋かんだり耳に舌入れたりするんですねわかります。あああもおおおそんな雪国乱交本はどこかに落ちていませんか。 追伸:ジェイディスR15イベントが北米版だとR18レベルだった(sm822916) 100222 福本ごちゃまぜ 目隠し市赤 和風 昭和的な。 王様ゲーム森←銀ディープキッス☆ ぎんさんぎんさんすりすり なんだもりた ・ぬこカイジとわんこ佐原。小さい頃はカイジが有利。でも佐原おっきくなってカイジ不利。「俺とカイジさんで異種交配してぬんこつくりましょーよ♪」「ねーよっ……!」半泣き(そういえば今日はにゃんにゃんの日だ ・「どうです市川さん…受けていただけますか。」「……。いいだろう、受けよう。」「ククッ…話がわかるぜ。市川さん。」「じゃあさっそく…」「!?」アカ市。その「受け」かよ!みたいな ・「南郷(かあ)さん…紹介したい人がいるんだ…」ええっはやくないか?とかいいつつまんざらでもない南郷さん。そこに現れる市川さん「こんにちは」 遅くないか!?(年齢的な意味で)(その時南郷に電流走る)「無理に決まってるじゃないですかぁっ!(涙声 ・あつくて、かたくて、おっきいのに、なんかやさしい。南郷さんだ… はぁ もっと激しくしていいよ。そんな簡単には壊れない。じょーぶだよ。「……っ」 ・あの時、引き止め方を誤ったのだろうか。最初、競馬場で出会い、10億円の金を運ばせた時、5千万をちらつかせた時、森田の中で、俺の存在は得体の知れない魔物のようだったろう。森田は俺と肩を並べた。そして、その上で自分の道は俺の隣ではないと判断したのだ。 ・水商売関係の仕事の後の雑談。一夜いくらか。一千億。そうだな、今夜は特別、×万xxx円にしてやるか。へ?お前の財布の中身だよ。…!かあっ 買うか? ……冗談ですよね? さぁ、どうかな。試してみろよ。有り金かけての大博打 ニィ 〜〜〜/// 森銀の駆け引き 100218 皇国-兵妹 なんだか急に皇国の兵藤×妹尾妄想が爆発した。つらつらネタメモ。 ■合同進軍中。ザッザッ。地図を見ながらの事務報告も済ませて世間話でもって頃合いに。「なー妹尾」「うん?」「昨夜お前のこと考えてせんずりしてたんだけどよー出たもん一瞬で凍っちまったわーアッハッハ」「!? ば、ば馬鹿!そんなこと大声で言うなよッ!!///」雪山でイチャイチャするのは大変ですねっていう。2人の仲はオープンゆえにそんなやましくない。 ■就寝中。「こうやって、くっついてるだけでいいじゃないですか…。」「あー、でもこれはちょっと…きついかな」「え?苦しいですか?」「いや〜そーじゃなくって」ぐっ「あっ…ひょ、兵藤…少尉…?」「ほら、やっぱ男だし?ねぇ」兵藤が苦笑する。妹尾は赤い顔をそらした。「わ、私も男ですよ。しかも、そんな、顔が良いとか女らしいとか、そんなもの全然ないのに…おかしいですよ」「妹尾」名を呼ばれ、びくりと身を震わす。寒さからではない。むしろ熱いくらいだ。他人の熱。重み。湿り。心臓が痛い。どうして自分は泣きそうになっているのだろう。「俺のことをどう思う?気持ち悪いと思うか」「気持ち悪いだなんてそんな!」「なら?」「ぁ……」長い沈黙。「あ、あなたとは親しい仲だと思っていますが、こっ、こういうことをするのは…きちんと、好きな人とでないと…」「え〜。妹尾は俺のこと好きじゃないんだ?俺は妹尾のことすっげー好きなのに」兵藤が自分からはぐらかす。妹尾は助け船を出された心地で兵藤を見た。そうして自分の気持ちをそのまま告げる。「わからないんです」「え?」「自分の、あなたへの好意が、友愛なのか、それと違うものなのか…自分でも決めかねている。はっきりと結論が出るまで、あなたの気持ちを受け入れることも拒絶することもできないんです。すいません」妹尾の謝罪に、兵藤はやはり苦笑した。「こんなことまで真面目なんだもんなぁ、まったく」(そんなんだから何度だって惚れちまうのに。)【samovar】サモワール。ロシア湯わかし器。 100217 POP'NマコK memorandum 雰囲気が全然違う。昨夜の彼は殺気に満ちていて、視線で撃ち殺されるかと思ったくらいなのに、今はぼうっと自分を見ているだけ。寝起きだからだろうか? 「ここぁ、どこだ?」「俺の家です」「お前? 誰」「マコトっていいます」「知らねぇ」「でしょうね。初対面です。昨日の夜、ビルから落ちてきたあなたと出会って…」「ビルから? え、なんで俺生きてんの?」「いや…それはこっちも驚いてます」 男は体を起こそうとして、しかし痛みに顔を歪めた。「ああ…腹の傷は覚えてる。斬られた」「斬られた!?」「ギャンギャンうるさい。傷に響くだろうが」「すいません…」「イロイロあってな。タマ狙われてんだよ」「はぁ…」マコトは半信半疑の返事をするしかなかった。まだ状況が把握しきれていない。男は男で、命を狙われているらしいのに焦りや戸惑いが見られない。マコトに視線をよこす。「なんで助けてくれたんだ?」「なんでって言われても…怪我人を目の前にそのまま放っておけないでしょう」「ふーん。お人好しなんだな」褒められてはいないだろう。馬鹿にされたような気がする。マコトは少しムッとしたが、会話を続けた。 「今から病院行きますか、車出せるし、一緒に行きますよ」「やだ。保険証持ってねぇし。つか金もねぇし」「でも怪我が」「なんとかなるだろ」「家族に連絡はしなくて大丈夫ですか」「家族いない」「あ…すいまs「住んでたアパートは放火されたし」「ええっ?」金もない。家もない。身内もいない。なんて人だろう。一体この人は何者なんだ。マコトの疑問が口から出る前に、男が口を開く。「お前の名前はマコトだったな。俺はKKだ」(KK? なんだか変な名前。 「世話んなったな、マコト。あんがと。じゃあな」「! ま、待ってください。どこ行くんですか」「別に。ブラブラして夜になったらそこらへんで寝る」そんなホームレス生活危険っていうか命狙われてるんでしょうがあんた。「ここに住んでください」「へ?……お前、何言ってんの?」「だから、その、ちゃんと住む場所が見つかるまで、ここにいませんかって…」「素性知れない俺のこと怪しいと思わねぇの?」「でも、一度家に入れたんです。俺には最後まで世話をする義務がある」「お前、もしかして俺を捨て猫と同じレベルに思ってる?」…そうかもしれない。 「お前は本当にお人好しだな……でも、それじゃあ甘えさせてもらうぞ。本当にいいのか?」「はい、どうぞ」もう腹をくくった。「そんじゃ、お近づきのしるしに」ぐいっ「わっ?」ちゅ「!?」「これからよろしく」「……はぁ」マコトは赤い顔に手をあてた。(この人外人だったのか?) --------------------------------------------------------------------- なんか前にも同じようなマコK書いたような書いてないような…というわけでmemorandum(覚え書き) 思えば自分のオヤジスキーはKKからはじまったんだ。あーもーマジかわいい。メインでやってた頃はどっちかっつとショタ(!?)っぽくかいてたけど、今は多分まんまオヤジで受け攻め両刀のイケイケビッチ(!!?)になる。きっと。うん、今だと多分マコトの方がショタっぽい。あ、でもそれでもギリギリマコKかなー。無邪気な一般人×ワケあり掃除屋さん。ただ無気力なだけかもしんないけど笑 091018 封神演義@藤崎竜 何気なく完全版を立ち読みして、思い出した。私、紂王(父)、殷郊(兄)、殷洪(弟)が、好きでした。マジ、好きでした…。殷郊・殷洪の物語も、紂王の盛者必衰っぷりもすさまじくツボでツボで。物語の都合上、救われないポジションのキャラっているじゃないですか。私そのポジキャラに弱い。無駄な応援をしてしまう。せめてと幸せな二次創作をしたくなるし、不幸せな二次創作もしたくなる。とにかく、あの親子は愛でられるべき存在。郊洪兄弟なんか マジ、ガチでなんであんな…あんな不幸…!うわああ思い出し泣きすんぞチクショーーー!!!!あと、申公豹とか、聞仲とか、好きでした。いや、今も好きです。ちょう好きです。あーだめだ。よし完全版そろえよう。俺は決めた!!あと分厚い良質そうな同人誌があったら買おう 091012 三國無双 山田らいらい 策周 ふたりごと@RAD 君僕=恋愛 美形×美人のカプにはまるの珍しい>丕司馬 三国志バリに年齢離れてる甘凌でもイケるむしろカマン。 凌統ねちこい攻め 甘寧そーろー(別に遅くてもイイ) お互い自分がそうしてほしい的な。 剣舞で甘寧殺そうとする凌統のところ漫画化したい願望 甘寧と凌統で現代パラレル。カラオケ。十八番で点数競ったり 「そもそも謝って許してもらうことじゃねぇだろうがよ」謝らない・許さない関係(一応バランス) 凌統が記憶喪失になって、甘寧が親の敵だって忘れて(記憶がねじくれて)、普通の仲間として接する→甘寧を求める 王道ネタやりたい。甘寧泣いちゃう 聾唖(ろうあ) >ダム (dumb) で、たとえばダンベル (dumbbell) は「しゃべらない鈴(音の鳴らない鈴型のもの)」という... --------------------------------------------------------------------- ■甘凌 「あんたがそれを認めるのか…ふざけんじゃないっつの!わかってんだよ、俺だって何人も殺ったさ。でも、あんたが…あんたが俺の仇討ち認めて、眼を閉じるなんて…なら、俺は矛先どこにやればいいんだ。憎ませろよ。あんたいつも飄々としてたじゃねぇか」 「……いい加減疲れんだよ」 「何、」 「だから、何でもねぇ振りすんのは辛ぇ。こんなんだったら謝った方がマシかと思ったんだ」 「てめぇっ! 巫山戯るのもいい加減に……!」 「俺は、」 凌統の拳を受け止めて、そのまま続ける。 「俺はいつだって、お前に背中を預けてよかったんだぜ?」 「……!?」 違う。俺が欲しいのはこれじゃない。 こいつから奪いたいもんなんか何もねーんだ。 だって、だって。 「……せよ」 この手が奪っていった。でも、 「返してくれよ……!」 父上の命はこの世のどこにもない。 たとえこいつを殺したって、俺の手の中に戻ることはない。 この手が奪っていったのに。 「……うっ……ぐぅ……」 この手は何も与えてくれない。 いつまでも憎むくらいならいっそ殺せとか言ったとかそんな感じ。甘寧は絶対そんなこと言わないけど。 --------------------------------------------------------------------- ■断金 「どんなんでもお前は綺麗だけどよ、楽しそうにしてるのが一番綺麗だ」 +++ 「なんか俺にしてほしいことあったら言えよ?」 孫策が周瑜を真っ直ぐに見て言う。周瑜は困った顔で少しだけ笑った。 「ならば、孫策……て、くれないか」 「ん?」 「肩を…貸してくれないか。…少しの間だけでいい」 孫策は拍子抜けしておどけた。 「なんだよ、そんなんいつでもやってやんのによ!おらっ」 孫策が周瑜に手を伸ばして、後頭部を取るとそのまま自分へ引き寄せた。 肩に導いてやると、周瑜の横顔が下がってきてことりと小さな重みが増した。 しばしの沈黙。周瑜は眼を閉じて休んでいる。 「お前の負担が軽くなるように、早く乱世を統べてやらねぇとな」 「……孫策」 「なんだ?」 「君の夢が叶ったあとでも、私は必要か?」 孫策が怪訝な顔で周瑜を見た。周瑜は目を開けていて、辛そうに遠くを見ている。 「孫呉が乱世を治める。それは絶対に必要なことだ。私の智略を賭して君を助け、2人で必ず成し遂げてみせよう。しかし、その後は……君主の側に寄りそう軍師は、平和となった国に必然の存在ではない。むしろ功績による権力は他の者の嫉妬や侮蔑を買う。いや、それだけではない。軍師が君主に取って代わろうと、思い上がることだってあるのだ。歴史がそれを証明している」 孫策は黙って聞いていたが、やがて口を開いた。 「周瑜、俺はお前が裏切るなんてこれっぽっちも思ってねぇ。けど、お前が俺の代わりに君主になりたいんなら、話は別だ」 「違う。私は君の代わりになりたいわけじゃない」 「なら周瑜、お前はどうしたい」 「私は…孫策、君のそばにいたい。ただそれだけだ。それ以上は何も望まない」 幼い頃から、私の世界の中心は孫策だ。彼がいるのなら、それだけでいい。 彼が私を必要としてくれるなら、乱世であっても、何も不幸ではない。 「俺も、お前をずっとそばに置いておきたいよ」 旅に出ようか、と孫策は冗談交じりに提案する。 「旅?」 「そうだ。俺だって、平和な国の王ってのは、どうも性に合わねぇ。乱世が終わって平和になったら、孫呉を権に任せてさ、俺たちは2人だけで旅に出ようぜ」 今までの名誉の全てを捨てて、何も持たないで、ただ隣には君がいる。 「すんげー楽しそうじゃねぇか。なぁ、周瑜!」 「……ああ、そうだな。孫策、君とならどこまででも行けよう」 --------------------------------------------------------------------- ■徐司馬 大戦大敗。怪我人の山。動ける者もどこかしか傷を負っていた。 豪傑の徐晃であっても例外ではない。今回の大戦では殿の護衛のため、強敵と何度も対峙した。首を取られる寸前であった。しかし無事に帰還した今、部下を気遣い、自分のことは二の次にしている。 それに気づいたのは軍師の司馬懿だけ。 「徐将軍、少しよろしいか」 幕舎の中へ導く。 +++ 「動かれぬな」 「っ…」 「やはり傷を負っているようだな」 「これは…気づいておられたか。申し訳ござらん」 「すぐに手当てさせよう」 「いや、よろしい。これくらい自分でどうにかするでござる」 「なぜ隠されるのだ。御身は曹魏に欠かせぬ。このようなことで大事になれば、陛下の大望はどうなるのだ」 「無論、殿のためにも、某は大事になるつもりは毛頭無い。しかし、私より重症の部下が大勢いる。その者たちの治療が済まぬうちは、気遣いは無用」 一度決めたことは容易に曲げない男だ。何を言っても無駄になると、司馬懿は口論を止めた。 「わかった。では私が貴殿を診よう」 「し、司馬懿殿が?」 「薬があればそれくらいはできる。それとも私では不満か」 徐晃は急いで首を振る。「光栄でござる」「それはどうも(笑)」 091012 GR十傑集 無自覚ロリコン大魔王 鬼畜仮面-MASK THE RED- 素晴らしきヒィッツカラルド〜ただしかまいたちは指から出る〜 090828 ジブリ 平成狸合戦ぽ○ぽこで たぬき×きつねってガチだと思うんだ 六代目金長と竜太郎ってガチだと思うんだああああ(名前で言い直してみた/わかりにくい) あと権太受けだよね。青左衛門とはケンカップルで。いや、外見年齢的に親子的な情で満足するけど。あっ、それなら金長と竜太郎も疑似親子的なプレイをハァハァ!! ほんに自分、竜太郎みたいな外見に本当に弱い…芸能人で言えば及/川/光/博… 090828 三國無双 ちょこちょこムソ4やってます。関羽いいよ関羽。張飛いいよ張飛!「兄者あー!!」が切なすぎてもうだめだ。劉備の死亡台詞「桃園の花は…散ってしまったか…」も胸が痛い。桃園義兄弟だいすきです。蜀漢万歳! 090828 三國無双 徐司馬 とさっ 「司馬懿殿!?」とうとう倒れてしまった司馬懿の元に、徐晃が駆け寄ってその体を支える。 持ち上がる体は軽い。平常時でも顔色は悪かったが、今近くで見ればますます青白いことに気付く。 「……大事ない」 司馬懿は徐晃の腕を払い、立ち上がろうとする。まだ戦の指揮を執るつもりだ。無理に無理を重ねて、これ以上は。 「司馬懿殿、ご自重なされよ。貴殿の様子は味方の士気を下げますぞ」 「ぐっ……」 司馬懿が苦々しく口を引き結び、各拠点に伝令を送る。「全軍、一時後退せよ」 +++ 「安心されよ。今後しばらくの軍事は代理の者が取り仕切る」 「某は貴方自身の体のこと案じているのでござる」 「フッ……そうだな、私の軍略が覚束無いと国が傾く。頭を打っておかしくなっては一大事、と?」 「違う!」徐晃は思わず怒鳴っていた。司馬懿が何事かと動きを止めて、徐晃を真っ直ぐに見つめる。普段の鋭さはないが、暗に徐晃の心の内を探っている。しかし、徐晃には考えていることを隠すような器用なことはできない。ただ、自分でも己の感情がよくわからず、そのままをたどたどしく言葉にするだけだった。 「某が、心配しているのは……司馬懿殿が、有能な軍師だからではござらん。決して、それだけでは……あの時、貴殿が倒れられて、某は目の前が真っ暗になり申した。貴殿の体は衰弱して、まるで死人のようで――怖かった。司馬懿殿がもう二度と目を開けないのではないかと思うと、心臓を一突きにされたかと思うほど、肝が冷えた。某は司馬懿殿に生きていてほしい。たとえ軍師としての役目が果たせなくなっても、司馬懿殿が司馬懿殿であるなら、それだけで……ああ、おそらく、某は」 徐晃は一呼吸間を開けると、動揺して泳がせていた目を真っ直ぐに、司馬懿へと向けた。 「某は、司馬懿殿をお慕い申しているのです」 顔を赤くして告げる徐晃の様子を見て、司馬懿は小さく笑った。それは見慣れた皮肉の嘲笑ではなく、呆れたような微笑みだった。「まったく……物好きなお方だ」 090712 三国志@吉川英治メモ 宴楽ばかりの中国史 玄徳は酒弱いのか 怯雷子はうそほんと? 献帝やばい献帝やばい献帝やばい献帝やばい 血の密詔いいいい 陳宮さんに心奪われた。モブを侮る無かれ!死に際カッケエエエエ ね い こ う た ん も ゆ る 魏のために!愛のために! 090629 罠には痛いものより甘いものを。(三國無双/諸司馬SM) 前提、孔明は劉備が好きで仲達は曹丕とか徐晃に好かれてるけど孔明が好き らしい。孔明と劉備はプラトニック相思相愛だけど孔明さんガチSだからでも劉備さん傷つけたくなくて、だから自分を好きな仲達さんのこと好きじゃないけど弱みにつけ込んでアブノーマルプレイしてあげますよ嬉しいでしょう?ってすっごい嘲った笑いをよこしてくる。仲達さん真性Mだけどプライド高いから認めたくなくて始終苦しそうにしてた。 縛り→尿道責め→「私はまだ勃ってないので欲しければ勃たせてください」尺八→挿入「最初は拒絶反応がひどかったのに、今では私のをこんなに待ちわびて…奥へ奥へと導いていきますよ。淫らな躰ですね」→騎乗位「御自身でお好きなように動いてください」→ここらへんで司馬懿のドM解放。涙目で頬染まってて苦しそうなのに気持ちいい的な。「っ…あっ…ああ…こう、めぇ」 ついでメモ:個人的さんむそ軍師sのイメソンはミスチルのフェイク。軍師には陳宮さんも含まれます 090522 ポプ K←ジズ ヴェネチアで殺したはずなのに日本で再会。災難再び。 あなたさまを追ってきました、わたくしを殺してくださった唯一のお方。その憂いの滲む哀しげな瞳に惹かれましたの。お慕いしております。永遠の命は要りませんか?すべての苦しみから解き放たれる、甘美な媚薬。ええ、とっても良い気分。さあ、わたくしに契約の口吻を。 久しぶりKジズかこうとしたら見事にジズKになってた(好きカプ3年経ったら完全リバの法則 090328 サイレン犬居兄弟 にいさんにいさんにいさんにいさん ぼくのにいさんぼくだけのにいさん すきだよすきすきあいしてる××× 本当の犬居兄弟はどんな感じだったんだろう…そこんとこkwks!! 090224 戦国無双 兼続受け 春日山城に各国の武将が客人として招かれて、政宗も歓迎されるけど、仲の悪い兼続とは喧嘩しっぱなし。 夜、悪戯心で兼続の部屋に行く政宗。物音。見ると、中には謙信もいて、兼続に奉仕したり奉仕されたりの濡れ場。政宗は驚いて声も出ない。(あの兼続がっ?)好奇心に逆らえず、中の様子をまじまじとのぞき見る。 「謙信公…今宵はどうかお控え下さいませ…あっ、声が…」「兼続、その声が聞きたいのだ。声を抑えるでない…」「ん……や、あっ……謙信公……!」 謙信は酔っているのか真剣なのか。兼続は少し酔っていて、抵抗も力が入ってない。 政宗は茫然自失に近くなる。主従関係の衆道など珍しくないが、兼続は不浄のものを厭う男。まさか色欲に乱れるものかと、想像すらできなかった。それが今、現実に在る。 戦場で凛と武功を立てる武士の姿、いつも自分に向けられる敵意、慶次や幸村・三成への懇意、主君景勝への尊敬の眼差しとも違う、見たこともない兼続の姿。なぜか心騒いだ。 しかし謙信と目が合ってしまい、政宗は弾かれるようにその場から去る。 夢だと思って忘れてしまえばいいものを、記憶はよほど衝撃だったのか、ありありと鮮明に思い出される。むしろ、美化すらしているのかと思うほどに。 ある日兼続と会う用事があった。違和感のある政宗と、いつも通りの兼続。あまりにらしくない政宗を心配するような言動をする兼続に、政宗は怒りが湧き、つい衝動が出た。 ダンッ「誰のせいだと思っている。わしは貴様のせいで…貴様と謙信のせいで腸が煮えくり返りそうじゃ!」「何をわけのわからないことを言っている。言いがかりも甚だしいぞ」「黙れ!わしは宴の夜のことを知っておるぞ。お前と謙信が不埒なことをしているのを見た」「!?」「軍神や、義の武士とは名ばかりか!失望したぞ、山城」「違う!それは…」「それは、何だ」「……っ」劣勢に辛そうな顔をする兼続。その夜のことを思い出したか、頬が赤い。あの夜のような、(そんな顔を、するな!)政宗が兼続に掴みかかり、押し倒す。兼続は抵抗しない。政宗の動きも止まる。「頼む…謙信公を蔑んでくれるな。あの方は、何も悪くない。私だけを憎め」その言葉(こんなことになっても謙信をかばってること)にショックを受け、しかし怒りのおさまらない政宗は―― ※謙信×兼続は何かの神聖な儀式のいっかんとか、そういう設定。 --------------------------------------------------------------------- 怒りの矛先を失った政宗は、掴んでいた兼続の胸ぐらを突き放し、立ち上がる。「去れ。貴様の顔など見たくない」「政宗…私は…」「失せろ!」「……」兼続は弁解すらできぬまま、政宗の元を去る。政宗は部屋の物を荒らしながら、混乱する自分の心から必死に逃げた。兼続を押し倒して…わしは一体何をするつもりだった? (中略) 謙信には春日山にこもる時期があった。短期間だが、その間上杉のことは重臣が取りまとめる。兼続もその一人で、いつもより多くの仕事を夜遅くまでこなしていた。 突然の来訪者。「……政宗?」兼続はそれらしき人影に尋ねるが、答えはない。部屋の灯りが消え、視界は黒く塗り潰される。闇から伸びる手が、兼続の着物を乱す。「! やめっ…」「お前が体を許すのは、軍神だけか」「!?」その声は、やはり政宗。「それが貴様の言う“愛”とやらか」「違う…謙信公との契りに、情はない」政宗の手の動きが止まる。「ほう…?貴様は情のない性欲処理をしているのか」「ん……!?」兼続が何かを言う前に、その口がふさがれる。ねっとりとした深い口付けに、兼続の体は熱くなった。「あっ…」「なるほど、よく躾けられた体よ」 崩れる兼続の上に立ち、政宗が口淫を要求する。「情がなくてもできると言うなら、わしを使って証明せい」「……それで、お前の憤りが収まるというなら。承知した」苦しげな声。しかし、その口が政宗の雄を含み、いやらしく動く。暗闇の中、水音だけが響く。兼続の口技は巧みで、小姓時代からこのような行為に慣れていたことがよくわかった。「くっ…もうよい!」政宗が兼続の顔を無理やりに剥がす。が、間に合わずに吐精したものが兼続の顔に滴った。月光を遮っていた雲がとれ、月明かりが部屋を薄明るくする。「……いい格好だな。兼続」「くっ……」「わしはもう気がすんだが、貴様のものは収まりがついておらぬな……してみせい」「何を……」「わしの精に汚れたまま、自らを慰めてみろ」 |