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11月20日から始まった自宅アトリエでの展覧会—ささやかな30に時間—は、湯浅町内のご近所の皆さん、和歌山県内外、遠くは兵庫・京都そして三重からも・・・6日間で200名を越す来場者で連日盛況でした。
20日のオープニングには、26年前の新聞記事と写真をわざわざお送りくださった毎日新聞記者・城島 徹氏も大坂から駆けつけてくださいました。
![]() 24日の放課後の耐久高校美術部員の見学時間には、タイミングよろしく和歌山県立近代美術館長 雪山行二氏が見え、館長さんを巻き込み。
私の制作の話に加え、和歌山県の彫刻家(保田龍門・春彦、建畠大夢・覚造 父子)の話から、現在開催中の保田春彦展にも触れたレクチャーと相成りました。 和歌山県立近代美術館 雪山行二氏 http://www.bijyutu.wakayama-c.ed.jp/message20101120.htm 毎日新聞 城島徹氏 http://mainichi.jp/tanokore/column/jojima/archive.html 『彫刻家の仕事場ってどんなとこ?』をキィーワードに企画した展覧会。 30年前の美大卒業の年の作品『モロエの顔』から、現在の『kanon』の連作までアトリエにある約50点の作品群とエスキースやドローイングに加え、「身につける彫刻」として1999年以来制作を始めたシルバーアクセサリー群や、掌におさまる小さなブロンズも含め、橋本和明の思考と制作の変遷をある程度感じていただけたとは思っていますが・・・。 『ささやかな30の時間』をしつらえ、表現できていたかー。 彫刻家の制作現場の空気感を味わっていただけたかー 。 秀吉に満開の朝顔を所望され、満開の朝顔を一輪だけ残し全てほかし、その一輪を茶室に設え茶をたてた利休の美意識・・・。 おこがましいですが、今回のアトリエのしつらえを試行錯誤している時にふと感じた事でした。 最近、彫刻制作は「農業」に似ていると感じています。 土を耕し種を蒔き、水をやり、芽が出て成長する・・・やがて花が咲き実がなり収穫する・・・。丹誠込める日々の努力とともに、そこには太陽の光や、恵みの雨のような「自然の力」という、人の手の及ばないさまざまな助けが不可欠であります。 制作者として、その時その時を努力する事はもちろんですが、個人の力の及ばない『何か』・・・作品が実を結ぶためには、その様な個人の力ではどうにもならない『何か』・・・言葉であったり、人との出逢いであったり・・・。 それら全ての事どもを、腑に落とす時間の積み重ねも、作品制作には必要なのだと感じます。 高村光太郎の「心はいつでも新しく毎日何かしらを発見する」という、人として理想的なひとつの生き様を示す言葉は、制作の日々の指針であり、未だこの事を噛み締めている日々だなぁと思い至った6日間でもありました。 正信偈の最初のくだり 帰命無量寿如来 南無不可思議光 とわのいのちと ふしぎなひかり に帰依します 青木新門氏著「納棺夫日記」と正信偈 ー この夏の新たなひとつの発見は、今後の制作とどのように関わって来るのでしょうか・・・。
絵画・彫刻・デザイン・写真 併催:第59回こども二科展 第8回ポストカードデザイン大賞 毎年11月恒例の『二科大阪展』が開幕しました。
和歌山放送ラジオの「オピニオントーク」という番組にゲスト出演しま 何しろラジオ局など初めてなので、少々緊張気味に午後7時から 二週にわたり、第95回二科展出品の新作「kanon-空の柱」 「オピニオントーク」
第95回二科展 出品作品のタイトルです。 意味も解らぬまま唱えさせられた思いでのある言葉です。 知り、ここ数年来制作の「kanon」に寄せる思いとの接点をこの言葉に 見出した感じがします。 無駄なかたちを削ぎ落とし、人体存在の核心に迫る、形を求める・・・ 制作ノートに、『天と地の間でふるえながら立ち現れて来るものの存在』と書きました。
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夏の終わり ー 二科制作
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残りの夏と感じられない、この暑さはいつまで続くのでしょう。
そんな酷暑の中、今年も『二科制作』が終わり、先日は審査の為一度目の上京。
一連の制作活動のひとつとはいえ、二科展出品作の制作は、やはりどこか緊張感の質がちがいます。
今年は「kanon ー空の柱」と名付けました。
カノン制作の当初、制作ノートに「天と地の間でふるえながら立ち現れて来る緊張感を伴ってあるものの存在」と書きました。
それは、実際には目に見えないけれど確かに感じられる存在感のこと。
くり返し削ぎ落とし、形を求める・・・
その芯の如きフォルムから何を感じ取ってもらえるでしょうか。
第95回二科展は、六本木・国立新美術館で開催されます。
9月1日(水)~13日(月)/9月7日(火)休館
午前10時~午後6時/3日・10日(金)は午後8時まで
彫刻の他、絵画・デザイン・写真の力作も是非ご高覧下さい。
和歌山県立近代美術館
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いぬいの会 彫刻展
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このたび戌・亥年生まれの二科会会員による「いぬいの会」彫刻展を開催いたします。
ここに集まる5人の彫刻家各々は、様々な素材を用い表現の可能性を追い続けています。
新たなる試み、強固な意志を感じ取って下されば幸甚です。
新作SILVER RING
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昨年末、50代の男性からリング制作の依頼があった。
どこにいっても、指に合うリングがないそうだ。
それもそのはず指のサイズは30・・・人差し指にはめるという・・・。
とにかく太い。
今まで制作した事のないサイズなので、なかなか取り組めずに時間を過ごした。
とりあえず、リングの原型を作りそれをベースに、がっしりと量感と存在感のある形をとイメージした。
それに加え、私の制作の基本である彫刻制作からこぼれて来た形『falcon』をはめ込み、一体感を出すよう工夫した。
出来上がり、ぴったりと指にはまった時の満足そうな顔が忘れられない。
彼曰く、「キムタクもこんなんはめてるやん。」若い!!
「こんなん何処ヘはめていくん?」という奥様には、『falcon』の一部からペンダントに仕立てプレゼントした。
試行錯誤、なかなか面白い仕事をこちらも夫婦で知恵を絞り楽しませていただいた。
『氷室の日』
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ART 100 in CD CASE
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橋本和明展ーkanonー の次は、ART 100 in CD CASE
はねうさぎの企画展にゲスト出品します。
12×13.5 厚さ1cmのCD CASE の中に作品を入れ込みました。
限定された空間に表現することのおもしろさ。好きです。
参加各作家の作品も、合わせてお楽しみください。
星のしっぽ
(石膏・ジェッソ・鉛・真鍮・鉛筆) 2010
橋本和明展-kanon-
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4年ぶりの、京都 『G.はねうさぎ』での個展『橋本和明展ーkanon』が始まった。
今回は、はねうさぎの新しい場所 Room4。
京・町屋の二階にある小さな空間。
部屋のそこここに古い町家の名残が・・・。
高くない天井・土壁も一部残されている。
新たな壁に隠された床の間には違棚があり、横に設えられた壁には四角な覗き穴・・・。
もちろん、違棚に作品をインスタレーションした。
『kanon』とは、もともとギリシア語で戒律・基準という意。
彫刻制作に対する自戒も込めてタイトルに使っている。
カノンの響きは観音ともオーバーラップする。
無駄な形を削ぎ落とした人体。
小さな空間。
二体の彫刻と二枚の素描。
そこから立ち上がる、静かに微妙にゆれるような空気感の表現を意図した。
ご高覧・お楽しみください。
橋本和明展-kanon-
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薔薇が咲いた
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夏の制作に向けての心構え。
素描は塑造の心構え・・・
空間の中にかたちを求め、かたちを構え
足したり引いたり、消したり描いたり、
試行錯誤の跡を指でなぞり確かめる。
ひとすじな気持ちで、薔薇は咲くけれど
切詰め削られ、なかなかひとすじな気持ちで決められぬ。
まだまだ修行が足りぬということ・・・
長谷川等伯展+ロダンの背から京都タワー
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関西二科展搬出後、京都国立博物館・長谷川等伯展を観に行った。
30分待ち・・・初夏を思わせる日ざしの中、建物自体をじっくりと観察することなどなかったと気づいた。
お目当ては「松林図屏風」。最奥の部屋まで、人をかき分け直行した。
「松林図屏風」「月夜松林図屏風」「檜原図屏風」は、やはり、一見の価値ありの作品群でありました。
余分なものを一切描写しない。
描写しないで表現すると言えば良いのだろうか。
削ぎ落とし、芯の如き、それでいて充分に潤いに満ちた空間表現は、侘び寂びをも越えた等伯独自の世界観の現れであろうか。
只、「松林図屏風」は、平面的設えでなく、屏風そのものの立体で鑑賞したかった。
いつも思うところなのだが、これらが描かれた時代の状態そのものを観てみたいと思うのは私だけだろうか。
外に出ると京都の夕刻。
せっかくだからと、久々にロダンの「考える人」を見てと近くに行くと、考える背中越しの京都タワー。
関西二科展
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黙々と削ぎ落とす・・・
いつもいつも制作の際念頭にある「緊張感」という言葉
緊張感をもちつつ、静かで穏やかな空間をつくりたいと思う
展覧会の間に、桜は終わり
きらきらと新緑はまぶしく 春は過ぎ行き
アトリエに差す日もずいぶんとながくなって来た
第45回関西二科展
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サクラ・サクラ
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関西二科展の制作も、やっと目処がたち、爽やかな晴天に誘われて桜を見に出掛けた。
湯浅・栖原海岸を見下ろす山は、施無畏寺の桜。ここは、鎌倉時代の華厳の高僧・明恵上人二十代修行の地である。
はるか海上には、明恵が手紙をしたためた鷹島がみえる。
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私のお気に入りのスポット。
今日は、太陽の光が水平線のあたりを白く輝かせ、満開の桜並木越しに
見る梛の海はまた格別。
西白上の岩の上で、しばし海を眺めた。
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昨年の今頃、旅をしたニューヨーク・イサムノグチ庭園美術館にも桜が
咲いていたことを思い出した。
どこにいても、春は桜。
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ぎゃらりーこれから村
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書家の内田武久先生のお誘いで、三重県在住の方々の中に参加させていただきました。
100坪というとても大きな空間に、ジャンルの違う5人の作家の作品を展覧しています。
また、ギャラリーに隣接するように、レストラン「とりみそ家」とスウィーツの「しあわせ家」もあり、味覚も楽しめます。
広大な敷地には、ひつじ・ヤギ・ポニーも・・建設中の野外プールと・・・ギャラリーだけでなく「これから村」の名前どおり
これからの展開が楽しみなところです。
ご高覧いただければ幸いです。
ギャラリーこれから村
三重県多気郡明和町前野1320
お問い合わせ tel 0596-55-3578
これから村へ紀伊半島横断・・・189km
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寒波の後の3月11日、これから村への搬入に行きました。
和歌山・湯浅を早朝出発、紀の川沿いをひたすら上流へ・・・
橋本市を抜け、吉野川をさかのぼり、雪の残る高見峠を越え・・・三重県多気郡へ。
『極寒の山越え』から、菜の花の黄色がとてもまぶしい『春うららかな地』へ
くちどけプリンに迎えられ、お昼は美味しいとりみそを、デザートは自家製シュークリームと有機コーヒー・・・
春うららかな陽気とともに、胃袋もギュッと捕まえられた旅でした。
ー春季二科展ー
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ー如月ー
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ラベンダーはローズマリーの隣に居たのだが、
ローズマリーの勢いに居心地が悪くなったのか勝手に場所を変え、
随分と離れた彫刻作品の近くに引っ越して花をつけるようになった。
うちの植物達は、あまり世話を焼いてもらえないので、それぞれがそれぞれの力で素のまま生きている感じ。
白梅が咲くこの2月はちょっと好きな季節。
耳の後ろの方で真冬のピンとした空気感を残しつつ、緊張しながら、じわりと、そろりと、ものごとが動き始める・・・感じ。
初摘みのふきのとうをいただいた。
ほろ苦い・・・口の中で・・・そうそう、この空気感が好き。
ローズマリーは「まんねんろう」という。
白浜に住む歌人の方から贈られた歌集で知った。
3月・東京での春期展の作品の制作が大詰めをむかえた。
ー節分の熊野詣ー
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新宮に入り、熊野速玉大社に詣でた。
朱の鳥居をくぐり、本殿へ・・・。
手水舎の竜の鼻のかたちが長く伸びて何ともユーモラスな感じ。
南紀の太陽に照らされて、ここは明るい。
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「お灯まつり」の舞台で有名な神倉神社。
山頂の「ゴトビキ岩」は、麓から眺めても異様だ。
今回初めて上ったが、想像を遥かに超えてとても急な石段だった。
お灯まつりの夜、白装束の上り子達が松明を手に駆け下るというが、これは下るというより落ちるだと思った。
山頂のゴトビキ岩からキラキラ光る新宮の海を見た。
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133m 垂直に流れ落ちる那智の大滝は、何度見ても「すごい」と言ってしまう。
紺碧の空から降ってくる・・・まさに神が降臨するのだと・・・
那智は、水ーは全てを生み出す源と理屈抜きに得心する所でもあると思う。
この那智の聖水で刷った那智大社の「鬼面札」を頂きに来たのだ。
滝を後にして、山を登り那智大社へ向かう。
「鬼面札」をいただき、すぐ隣の青岸渡寺へ参拝した。
古木のうろの底まで降りて、別の穴から出て来るという「胎内くぐり」を初めて経験した。
うろの底は、あのトトロの棲む・・・
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本州最南端・串本に無量寺がある。
今年は寅年、鞍馬山の『あうんの寅』と無量寺の『芦雪の虎図』は今年の必見。
無量寺境内にある「串本応挙芦雪館」を訪ねた。
虎図は想像どおりの迫力でしたが、このふすま絵の裏はご存知ですか?
さて何が描かれているでしょう?
虎はよ~く見ると猫のような顔・・・
虎も良かったのだが、「唐子遊図」がまた絶妙な描写でとても良かった。
子供達の仕草といい、顔といい、思わず「ほ~」と見入ってしまった。
動物達の目も、子供達の目も、芦雪の描く『目』は、それぞれが、それぞれの空気を見て実に良い。
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「あ うん の寅」
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京都・鞍馬寺の「あ うん の寅」をご存知でしょうか。
以前から気になっていたので、今年の寅年にちなみ、初寅の福をいただきに参りました。
晴天の午後、出町柳から叡山電鉄にゆられること30分・鞍馬に到着。
仁王門から由岐神社を経て、九十九折参道を徒歩で登り本殿金堂へ・・・。
お参りし、「あ うん の初寅」を頂いた。
初寅は小さな陶製。黄黒の縞や目は手書きの素朴な置物。
金堂前の「あ うん の寅」は、青銅で、ちょっとユーモラスなお顔。
ぐるぐる渦巻きのような体の形がユニークな表現。
晴天なのに、ちらちらと小雪も舞う寒い一日でしたが、鞍馬の凛とした空気感と、
あ うん の寅と・・・頂いて来ました。
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新年おめでとうございます
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保育園ー卒園制作
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今年最後の保育園の「絵画教室」でした。
今回から『卒園制作』です。
共同制作で園に残しておく大きな版画を作ります。
今年のテーマは『キャンプファイアーをしたよ!』
夏のお泊まり保育の時のおはなしです。
時として、ドキッとするフォルムや線・・・。
この出合いがあるからやめられないですねぇ。
完成まであと2回・・・今回も楽しみです!
アゼリア賞授与式
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湯浅中学ギャラリー
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12月8日~25日まで、母校湯浅中学校に3点の作品を展示することになった。
初日に、後輩達を前に授業をさせてもらった。
作品を前にスライドを交えながら彫刻の話しなどを、学年別に3時間。
クリスマスまでの間、作品と生徒達の間にささやかな何かが生まれることを念じて・・・。
感謝の気持ちで、母校を後にした。
干支の仕事ー寅
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手のひらにのせて・・・ころりと円きかたち
十二の干支たちの顔を私なりのイメージで形にしました。
いと小さきもののなかに宿りし福が輝きますよう。
古来「寅」は、決断力と才知の象徴とされて来ました。
あたらしき年が幸多き一年でありますよう、『つきにむかう』『つきをよむ』と名づけました。
作品に関するご希望・お問い合わせは・・橋本 和明 cast-y.1or8.ka@iris.eonet.ne.jp
までよろしくお願い致します。
新着・2008 野の香ワイン
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伊勢神宮
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伊勢神宮に行きたいと常々考えていた。
松阪市での元上司の個展を良いチャンスと繰り出した。
京都を早朝5時半頃車で出発し、7時過ぎには伊勢神宮外宮に到着。
まだまだ人影が少ない参道、晩秋の朝のぴりりと引き締まる空気感と緊張感を感じながら、正宮から多賀宮・土宮・風宮と巡った。
鳥居をくぐってゆくそこは、天照大御神の食事を司る豊受大御神の森。
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勾玉池を散策し、内宮へ・・・
架け替えられたばかりの宇治橋を渡り、五十鈴川へ・・・
この時間になると、大勢の参拝の人また人・・・。
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正宮の石段を一段一段上がって行くと、純白の御幌(みどばり)がはためき始め、
私達が参拝中舞い上がっていてくれた。
そばに立つ宮を警護する人に声を掛けられ、しばし雑談。
正宮参拝が叶わなかった西行法師の有名な句「なにごとの おはしますかは 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる」
何とはなしに身が引き締まるように感じるのは、やはり、ここの空気なのかしら。
ワインラベル・・野の香のはなし
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第94回 二科京都展
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虹がでた
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保育園のこと
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月に2回、京都市内の保育園に絵画・造型の講師として行っている。
毎年11月は『制作展』。
今回の共同制作のテーマは「おみせやさん」今日はその1:カップケーキを制作した。
色画用紙・色和紙・新聞紙・モール・プリンカップetc,etc・・・
どれも使い残したモノばかりを集めて来た。
いつもいつも、4歳・5歳児の元気をいただいている。
私は彼らをeducateする・・・。
こどもたちは実におもしろい!
第94回二科大阪展 開催中
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東京からの巡回展・二科大阪展が11月3日から大阪市立美術館で始まりました。
第58回こども二科展・第7回ポストカード大賞展も併催です。
是非ご高覧ください。
和歌山県立近代美術館はおもしろい田中恒子さんに会って来た!
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和歌山県立近代美術館へ、田中恒子さんに会いに行って来ました。
「現代美術と一緒に暮らす」ことを楽しみに、一人のコレクターが自らの足で歩き、選び、集めてきた作品の数々。関西の若手作家を中心に、100人以上による1000点を超える作品の中から、日々ともに暮らすものという視線にしたがって作品を選び紹介します。(和歌山県立近代美術館リーフレットより)
京都から、ギャラリーはねうさぎの巽さん達と美術館で待ち合わせ、田中恒子さんを紹介していただきました。
大小1000点もの作品をどうしているのかという疑問とともに、お目に掛かった田中恒子さんは、とても気さくな関西のおばさんでした。
といっても、住居学を専門とする研究者で大阪教育大学の先生でもあります。コレクションのひとつひとつに思い入れとエピソードが隠れていて、それをお聴きしながらの時間はとても楽しく面白く、コレクションもろとも田中ワールド炸裂といったところで、思わず引き込まれてしまいました。作品との出逢いは一期一会。欲しいと思ったら迷わず買う!!お金は天下の回りもの!手に入れた作品は手放さない。
ていねいに暮らす。美しく暮らす・・・共感することが沢山ありました。
立体・平面とりまぜコレクションの多彩さと質の高さは、とりもなおさず田中さんの目の確かさ。そして何よりも、どの作品も大切にされている様子が伝わって来るのです。
和歌山の美術館だから企画に乗った事。そして、学芸員さん達の真面目さと質の高さを話されていた事が印象的でした。
我々が居る間にも、小学生の団体が鑑賞に・・・。面白いかとの問いに、笑顔で「面白い!」こんな機会と時間がこの子達にはもっともっと必要と感じました。
コレクションは野外にも1点あります。お見逃しなきよう!!
美術館に来られ、鑑賞者の方々と過ごされ(もちろん立ち詰め)お帰りは美術館から徒歩でJR和歌山駅まで行かれるとか・・・。田中さんのこのエネルギーあればこそのコレクションと、改めて納得、感服しました。
展覧会は11月8日(日)までー。
お薦めです!!まだご覧になっていない方は急ぎましょう!*土曜・日曜日は田中恒子さんに会えますよ!
美術鑑賞のおまけ
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はねうさぎの巽さんが、「京都から来たので、海が見たい!」とのご所望で浜の宮近く、
カフェレスト『カンタ・デル・ソル』に・・・。
『季節のジュース』がとても美味!
秋の夕暮れ、海風にあたりながらの会話がはずみました。
HOT・ひといき Tea Time
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武相荘ー秋
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7月 武相荘ー夏 につづき、9月3日 武相荘ー秋 を訪ねた。
今回は、二科展オープニング・授賞式の後、和歌山へ帰る途中夫婦で立ち寄った。
美術館のある乃木坂駅から鶴川まで、千代田線・小田急経由でとても簡単にいける事がわかった。
鶴川駅からの道すがらみつけた『蕎麦切り 左膳』さんで頂いたお蕎麦がまたとても美味!!
店の前に置いてあるオブジェの話題から、美術好きのご主人たちとそのオブジェの作家さんの話題、
彫刻や二科展の話しがはずみ、疲れも癒された。
武相荘は、夏の装いから秋の装いに・・・
ちょうどお客さんも少なかったので、縁側の畳にすわって外を眺めたりできた。
本当に静かな何ともいえず涼やかな空間で、白洲正子愛用の品をゆっくりとすわって鑑賞できたのは良かった。
自らの美意識で集めたモノを大切に使う精神の自由さ・・・
上京の折には、時間をつくって是非訪ねてみたい場所がまたひとつ増えた。
kanon - 浮月 第94回二科展 会員賞受賞
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第94回二科展 六本木 国立新美術館
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ふくろう・新作 owlー月守
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ナイトミュージアムー浜口陽三展ー
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夏のアトリエで・・・
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毎年、夏は9月の二科展(国立新美術館)の制作。
私のアトリエは、半地下の構造になっている。
東側は楡の木、ジュウヤク・水引草が鬱蒼と茂っている。
ここ数年、アトリエの中で羽化するクマゼミがいることに気がついた。
今年もすでに3匹が外の世界に飛び立った。
けれど、運悪く広い世界を観ずにアトリエの中で命を終える者もいる。。。
昨年は石膏取りの最中に『羽化』を観ることができたけれど、今年はどうでしょうか?
旧白州邸 武相荘 を訪ねた
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高橋 清 彫刻展ー連なる魂ー
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7月19日夕刻より、出品者による懇親の集いに出席した。
金沢で高橋先生の教えを受けた者達が、それぞれの制作の時間を重ね、
今は亡き師の作品と共にできた展覧会でした。
Hashimoto Kazuaki in New York-part4
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コロンバスサークル59丁目の西にそびえる「タイムワーナーセンター」の地下に『ホールフーズ』がある。 ニューヨーカーをまねてアップルサイダーも・・・。サイダーと言っても炭酸飲料ではない。 冬にはホットで飲むらしい。 オーガニックライフは意外な場所でも楽しめた。 |
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マンハッタンに4店あるうち、コロンバスサークル店とユニオンスクエアー店で、朝食と昼食を。
食品はもちろん生活雑貨用品まで、全てオーガニックの品揃えは買い物にももってこい!しかも思いのほか安い。
ニューミュージアムには、夕刻に入館。ラッキーな事に入館料は無料!
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ここのカフェもオーガニック!まず腹ごしらえして、鑑賞したのはいうまでもない。
まだまだオーガニックのお店が少ない日本に比べ、アメリカのオーガニックライフはハンパじゃない!?と感じた。
Hashimoto Kazuaki in New York-part3
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Hashimoto Kazuaki in New York-part2
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Hashimoto Kazuaki in New York-part1
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春季二科展
午前9:00~午後5:00(ご入場は午後4:00まで) |
Hashimoto Kazuaki Exhibition kanon
5年目に入った「カノン」新作彫刻とデッサンを展覧。 |
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