PostgreSQL:バックアップ
●バックアップ
データあってのデータベースですから、
データが壊れたり消えてしまっては困ります。
データを守る最も一般的な方法が
「バックアップ」を取る、です。
PostgreSQL では、専用のコマンドが用意されています。
PgAdmin を使えば、簡単に操作できます。
●ファイルに保存:PgAdmin
手順は以下の通りです。
・バックアップしたい [データベース] を選択。右クリック。
・[バックアップ]
・開いたダイアログの [ファイルオプション] タグで、以下を入力します。
[ファイル名]: |
ここで指定したファイルが生成されます。 |
[フォーマット]: |
普通は、[Custom] を選びます。それ以外の場合は、ヘルプで確認してください。 |
[圧縮比]: |
普通は何も書かなくて構いません。 |
[エンコーディング]: |
UTF-8 でいいです。 |
[ロール名]: |
適切なものを選んでください。 |
・[バックアップ]
●ファイルから復元:PgAdmin
手順は、
サンプル・プログラムのインストール、
<バックアップファイルをリストアする>で説明したのと同じです。
必要に応じて、
復元するデータベースと、バックアップしたファイル名を
選択すれば OK です。
PostgreSQL のデータは、多くのファイルで構成されていて、
複数のファイルが関連しながら更新されるため、
単にディレクトリ丸ごとコピー、では、上手くいきません。
たとえば、
ファイルA を更新した後にファイルB を更新して、
一まとまりの作業になるとします。
ファイルA が更新された直後、ファイルB が更新される前に
バックアップと取ってしまったら、
ファイルを復元しても、正しく動作させることはできません。
PostgreSQL は、バージョンによって、
データ形式が異なる場合があります。
9.2.x の x 部分だけが異なる場合は、大抵、大丈夫ですが、
9.1.x と 9.2.x のようなレベルでは互換性が無いのが普通です。
バージョンアップの際にデータが使えないと困るので、
この解決にも、バックアップ・リストア機能を使います。
具体的には、
元のバージョンで、Custom 形式でバックアップを取り、
バージョンアップした後、リストアすれば OK です。
特別な対応が必要なこともあるので、
互換性については、
ホームページで、
リリースノートを参照してください。
"C:\Program Files\PostgreSQL\9.2\bin\pgAdmin3.exe"
で起動します。
[PostgreSQL 9.2 (localhost:5432)] を右クリック。
プロパティ、ユーザー名が、sql_sample であることを確認しておきます。
違えば、sql_sample に書き換えてください。