リハビリの特徴

1.問診
ゆっくりお話をお聞きします。
どのようなことで生活に悩んでいるか、どのように動きたいかなど、ゆっくりお話しをお聞きします。
「買い物にいけない。」「トイレに行けない。」「よく転ぶ。」「しっかり歩きたい。」など

2.評価し、検査・測定後問題点抽出
生活環境を踏まえ、全身の身体機能を評価します。
獲得したい目標をしっかり観察し、検査・測定を行います。疾病や障がいと照らし合わせ、問題となっている原因を探します。疾病や障がいが複数ある場合もご安心ください。
一番重要なところですので、ご本人やご家族様と確認しながら問題点を探します。
問診
動作観察
関節可動域テスト
徒手筋力検査
触診
感覚検査
深部腱反射
MMSE
ブルンストロームステージ
バーセルインデックス
高次脳機能検査など

3.予防訓練・練習方法選定
様々な原因から適切な訓練・練習方法をご要望に合わせてみつけます。
訓練・練習方法は経験はもとより科学的な見解から導きます。

4.予防訓練・練習
毎回、体調が変化するため、予防訓練・練習がそのときのカラダにあっているかを検討しながら行っていきます。
いつもカラダに合わせた予防訓練・練習を行うことができます。
各疾病・障がいに専門的な予防訓練・練習を取り入れています。
運動器障がい専門
腰痛や頚部痛、肩痛などの疼痛予防、骨折、変形性関節症、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアなどの術後脊椎圧迫骨折、運動器不安定症などがある方
脳血管障がい専門
脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、その他の脳血管疾患またはその術後。失語症、失認、失行症、高次脳機能障がいのある方。誤嚥予防も行っています
神経筋障がい専門
パーキンソン病、多系統萎縮症、筋委縮性側策硬化症、その他の慢性の神経疾患のある方
循環器障がい専門
不整脈,心不全,狭心症や心臓術後、冠動脈インターベンション後、心移植後の方
脊髄障がい専門
脊髄損傷による後遺症として生じた、運動障がいや日常の生活が困難に感じる方
認知症専門
認知症に伴う記憶障害、見当識障害、遂行機能障害などある方。精神的な障害にも対応いたします
訓練・練習内容

個別に対応します
理学療法士等は技術職と思われます。
そのため、訓練・練習では、機械など使う場合がありますが、ほとんど療法士の「ハンドリング」によって行います。
例えば、写真では問題となっている場所の身体を触わらせていただき、筋肉一つひとつどこが良いか悪いかを調べ、直接的にアプローチを行っています。
身体には様々な場所に筋肉がありますが、それぞれの付き方、役割が異なるため、機械などで筋力トレーニングを行っても、問題となっている筋肉に直接効果を出すためには、運動を行わせる方向や程度など細かな調整が必要なため、効果が乏しい場合があります。また、筋肉によっては関節をねじりながら働く筋肉もあり、マシーンなどでは困難です。そのため、それぞれの筋肉を効率よく、しっかり働かせるためには直接、療法士がカラダに触れ、問題の筋肉に対して効果の発揮しやすい方法で、細かな運動方向、抵抗など微調整しトレーニングを行います。
関節可動域訓練
各関節に対して行います。マッサージやリラクゼーションも行う場合もあります。
筋力増強訓練
各筋肉に対して行います。
神経筋再教育
麻痺などに対して行います。
動作練習
歩行練習、トイレ練習等を行います。残存機能を活かした練習や代償手段を用いた方法での動作練習も行います。生活環境を把握し、生活場面で必要な練習も行います。
他職種との連携により生活環境を調整することもあります。
認知課題、記憶訓練、注意訓練など
記憶力や見当識、計算などの練習を行います。
嚥下練習
誤嚥予防に必要な練習を行います。