如 庵

所在地 愛知県犬山市大字犬山字御門先 種別 住宅
構造形式 茶室二畳半台目、水屋の間三畳、廊下の間より成る 一重、入母屋造、こけら葺
時代区分 江戸前期 年代 元和4年(1618)頃
指定年月日 1951.05.09 所有者 名古屋鉄道株式会社
如庵は、織田有楽斎長益(1547-1621)が元和4年(1618)に、京都二条の建仁寺塔頭正伝院に建てた隠居所に、設けられた茶室。
織田有楽斎は、織田信長の弟で、千利休門下七哲の一人。有楽斎如庵と号した茶人。
明治以降、如庵は各地を転々としたが、昭和47年(1972)、犬山に有楽苑を開いて、移転され、現在に至る。
茶室において国宝に指定されているのは、如庵の他には、京都の妙喜庵の茶室待庵のみ。


正面

入母屋造り妻入り
入り口 左側面
内部

二畳半の客座に、大目(約3/4畳)の手前座をしつらえた二畳半大目と呼ばれる茶室。

床脇に斜めの壁と三角形の地板が配されている。


      
       左:旧正伝院書院(国重要文化財)  右:如庵
正伝院書院は、有楽斎の隠居所であり、入母屋造。
如庵はこの正伝院書院に一体に隣接して建てられている。
現地案内板

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