犬山城天守

所在地 愛知県犬山市犬山町 種別 城郭
構造形式 三重四階、地下二階付、本瓦葺、南面及び西面附櫓、各一重、本瓦葺
時代区分 桃山 年代 慶長6年(1601)
指定年月日 1952.03.29  管理団体 犬山市

犬山城については、日本の城の項目参照。


現存する天守のなかで、松本城天守とならんで、最も古い。

一階・二階は、慶長6年(1601)に小笠原吉次が建て、その後、元和3,4年(1617〜8)頃、大きく反った唐破風と望楼(三階、四階)が造られた。
これは、居館に物見のための櫓をのせて成立した初期の天守建築、望楼型天守の典型。

正面右下に南面附櫓を結合した複合式天守


天守の南面の最上階

天守の東面

西面の附櫓

天守の大壁から出張りのように形成されている。
この附櫓の内部は「石落しの間」と呼ばれている。石落の他に、横矢のために出張って形成されていると考えられる。


天 守 内 部

地 階

一 階 武者走り
            一 階 上段の間
武者走りに囲まれた畳敷き。籠城の際の城主の居所。江戸時代後期の改造
一 階 石落しの間
西面の附櫓の内部
三 階
左側の格子窓は南面の唐破風の内部。
右側の格子窓は西面の千鳥破風の内部。
四 階 廻縁高欄

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