金蓮寺弥陀堂

所在地 愛知県幡豆郡吉良町大字饗庭 種別 寺院
構造形式 桁行三間、梁間三間、一重、寄棟造、正面一間通り庇、左側面後部二間庇、
すがる破風造、檜皮葺
時代区分 鎌倉初期 年代 鎌倉初期
指定年月日 1955.06.22 所有者 金蓮寺
金連寺は、文治2年(1186)に、源頼朝の命を受けた尾張守護・安達盛永が弥陀堂を建立したことに始まると伝わる。室町期には足利尊氏などの保護を受け、江戸期には、この地の領主の吉良家の尊崇を受けた。寛政9年(1797)に真言宗から曹洞宗に改宗し、現在に至る。
弥陀堂は、愛知県下では現存する最古の建築物である。本尊の阿弥陀如来坐像は、県指定文化財である。
文化庁の解説文「鎌倉時代初期建立。阿弥陀堂建築の一例で、住宅風である。」


中尊寺金堂の流れをくむとされる。

正面三間であるが、左側面後部二間に小部屋を付する。

桁を舟肘木で受ける簡素な鎌倉建築を代表する一つ。


正面には一間の通り庇が張り出し、左側面の小部屋には二間にわたって庇が張り出す。 左側面の小部屋に設けた庇は、縋破風となっている。

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