善水寺本堂

所在地 滋賀県湖南市甲西町大字岩根 種別 寺院(天台宗)
構造形式 桁行七間・梁間五間、一重、入母屋造、檜皮葺
時代区分 室町前期 年代 室町前期
指定年月日 1954.03.20 所有者 善水寺
水寺は、和銅年中(710頃)の開基で和銅寺と称し、その後、延暦9年(790)に伝教大師が中興して善水寺と改めたと伝えられる。
本堂は、延文5年(1360)に火災にあい、貞治3年(1364)に延海が再建したといわれる。元亀2年(1571)に織田信長の焼き討ちにあったが、本堂は消失を免れた。



桁行七間・梁間五間であるが、梁行き中央三間の柱間が長いので、全体としてはほぼ正方形。

和様を基調としながら、禅宗様を取り入れているとされる。


正面は中央間だけが桟唐戸、他は蔀戸。側面も前二間は蔀戸。柱は丸柱。
柱の上の組物は出組。組物間の中備えは間斗束。間斗束の束は下部が撥型に広がる撥束
鬼瓦と、入母屋破風の懸魚(三ツ花懸魚)

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