薬師寺東院堂

所在地 奈良市西ノ京町 種別 寺院
構造形式 桁行七間、梁間四間、一重、入母屋造、本瓦葺
時代区分 鎌倉後期 年代 弘安8年(1285)
指定年月日 1961.04.24 所有者 薬師寺
附指定 1961.04.24 平瓦1枚
薬師寺については、東塔の頁参照。
東院堂は、養老年間(717-724)に、吉備内親王(長屋王の妃)が、母・元明天皇の冥福を祈るために、金堂の東に建立した。天禄4年(973)に火災で消失したが、弘安8年(1285)、現在地に再建された。享保18年(1733)の修理の際に、南向きが西向きに改められた。
薬師寺では東塔についで古い建築物。国宝の観音菩薩立像を安置する。


組物の一部は、大仏様の影響もみられるが、伝統的な和様で建てられているとされる。
鎌倉時代を代表する和様建築。


柱の上の組物は、丸桁を一手先の平三斗で受けるので、一手先組と考える。 入母屋の妻飾豕扠首(いのこざす)懸魚猪ノ目懸魚


東院堂の本尊の観音菩薩立像。聖観音菩薩像のなかで、その清楚な姿から、最も有名な像の一つ。
許可を受けずに撮影してゴメンナサイ。

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