宇太水分神社本殿

所在地 奈良県宇陀市菟田野町大字古市場 種別 神社
構造形式 一間社隅木入春日造、檜皮葺
時代区分 鎌倉後期 年代 元応2年
指定年月日 1954.03.20 所有者 宇太水分神社
水分神社(みくまりじんじゃ)は、水の分配をつかさどる神をまつる神社であり、農耕の豊穣を祈って各地に建立されている。
宇太水分神社の本殿は三棟からなり、第一殿は天水分神(あめのみくまりのかみ)を、第二殿は速秋津彦神(はやあきつひこのかみ)を、第三殿は国水分神(くにのみくまりのかみ)をまつる。


右から第一殿、第二殿、、第三殿。




すべて、隅木入りの春日造。
妻入りの正面に庇を設けた春日造の、屋根の四隅に隅木(下の左側の写真参照)を入れる。この形式の建物では最古のものとされる。


第一殿の正面の庇。屋根の軒下に隅木が見える。 第一殿の庇の蟇股及び極彩色の装飾が鮮やか。
左三殿が本殿。その右側に境内春日神社社殿(春日造)、さらにその右側に境内社宗像神社社殿(一間社流造)。

国宝建造物目次に戻る
前の頁に戻る                     次の頁に進む