東照宮陽明門

所在地 栃木県日光市山内 種別 近世以前/神社
構造形式 三間一戸楼門、入母屋造、四方軒唐破風付、銅瓦葺、左右袖壁付
時代区分 江戸前期 年代 寛永13年(1636)
指定年月日 1951.06.09(昭和26.06.09) 番号0035 所有者 東照宮
附指定 1977.06.27(昭和52.06.27) 旧天井板2枚
日光については、輪王寺大猷院霊廟の項を参照。
東照宮は、江戸幕府初代将軍・徳川家康を凍傷大権現として祀る霊廟である。家康は、一周忌の後に、日光に自らを祀るように遺言を残した。これに基づいて元和3年(1617)、二代将軍・徳川秀忠が創建し、久能山から家康の遺体を移した。そして同年、後水尾天皇により東照大権現の神号が諡られた。そして三代将軍・徳川家光は、寛永13年(1636)、社殿などを全面的に建て替え、東照宮という宮号が朝廷から授けられた。
陽明門は、東照宮本社の前面に建つ楼門。華麗な装飾が施されており、一日中見ても見飽きないことから、「日暮の門」といわれる。


(正面)




正面が三間、側面が二間の楼門禅宗様を主とする。

入母屋造の屋根の四方に、軒唐破風を設ける。


軸部(柱)は、貝殻を焼いた顔料や胡粉で白く仕上げられており、軒周りの組物は黒漆塗りで仕上げられている。白と黒のコントラストが鮮やか。



(側・背面)


組物で埋め尽くされた軒下 組物は三手先組
軒下の彫刻 門内部

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