清白寺仏殿

所在地 山梨県山梨市三ケ所 種別 近世以前/寺院
構造形式 桁行三間、梁間三間、一重もこし付、入母屋造、檜皮葺
時代区分 室町中期 年代 応永22年(1415)
指定年月日 1955・06.22 所有者 清白寺
清白寺は、足利尊氏が夢窓疎石(国師)を開山とし、正慶2年(1333年)に創立したと伝えられる臨済宗の寺院である。天和2年(1682年)には、仏殿を残して殆どの堂宇を焼失したが、本堂や庫裏(国重文)などが再建されている。
仏殿の建立は、解体修理の際に組物の墨書が発見され、応永22年(1415年)と判明している。関東における禅宗建築の傑作とされる。


三間四方の身舎に裳階をめぐらせ、屋根は入母屋造檜皮葺。小規模禅宗仏殿建築の代表作といわれる。


壁は総て板張りであり、花頭窓が並ぶ 柱の上の組物は簡素な出三斗


禅宗様に特徴的な、花頭窓と、波連子欄間。柱の上端はになっている。 桟唐戸花狭間


山梨市三ヶ所の木戸交差点から北東300m弱に「セブンイレブン」があり、その前の交差点に清白寺の案内道路標識がある。その交差点を標識の矢印通りに狭い道へと入り、そのまま直進していくと、右手に清白寺への参道がある。境内自由。自動車駐車スペースもある。

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