西明寺三重塔

所在地 滋賀県犬上郡甲良町大字池寺 種別 寺院(天台宗)
構造形式 三間三重塔婆 檜皮葺
時代区分 鎌倉後期 年代 鎌倉後期
指定年月日 1952.11.22 所有者 西明寺
西明寺の縁起については、本堂の項を参照。
西明寺三重塔の建立年代は明らかではないが、建築様式から、鎌倉時代後期と推定されている。高さ約20mの、純和式の塔婆である。
塔の内部には隅々まで仏像や文様が描かれている。中央の須弥檀には金剛界大日如来を安置し、須弥檀を囲む四天柱に金剛界の三十二菩薩、四方の扉に八方天を描き、金剛界曼荼羅を立体的に表現している。


二重目、三重目に比して、初重の塔身が長く、また屋根が大きく反って、安定感がある。
屋根の檜皮、柱、組物、垂木などの木部と、壁の白漆喰との対比が美しい。

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