霊山寺本堂

所在地 奈良市法中町 種別 近世以前/寺院
構造形式 桁行五間、梁間六間、一重、入母屋造、向拝一間、本瓦葺
時代区分 鎌倉後期 年代 弘安6年(1284)
指定年月日 1953.11.14 所有者 霊山寺
附指定 1953.11.14 棟札
山寺は、天平8年(736)、聖武天皇の命により、行基が創建したと伝えられる。鎌倉時代には北条時頼の帰依を受け、また豊臣秀吉、徳川家康の寄進を受け、21ケ坊を数えて栄えたが、明治の廃仏毀釈により、伽藍が半減する。国宝の本堂の他に、重文として三重塔及び鐘楼がある。その他の建造物は新しい。
本堂は天平8年の創建時に建立され、弘安6年(1284)に改築されたものであり、春日厨子弘安八年銘がある。鎌倉時代密教本堂建築のうち保守的意匠の代表作とされる。


桁行五間、梁間六間、向拝一間の伝統的な和様建築


組物二手先組中備え間斗束 入母屋妻飾豕扠首


天井は、子組格天井支輪で持ち上げた折上天井 礼堂である外陣と本尊が安置された内陣の境の菱欄間

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