大笹原神社本殿

所在地 滋賀県野洲市大篠原 種別 神社
構造形式 桁行三間・梁間三間、一重、入母屋造、向拝一間、檜皮葺
時代区分 室町中期 年代 応永21年(1414)
指定年月日 1961.04.27 所有者 大笹原神社
附指定 1961.04.27 棟札 11枚
大笹原神社は寛和2年(986)、越知諸実が社領を寄進して創建したと伝えられる。正和5年(1316)の棟札があるので、少なくとも14世紀初頭以前ではある。祭神は、須佐之男命ほか六神。
大笹原神社には、国宝の本殿の他に、国重要文化財として境内社篠原神社本殿がある。


岩倉城主、馬渕定信が再建。棟札から応永21年(1414)であることが分かっている。



神社建築としては珍しい入母屋造。屋根の傾斜と反りが大きい。

正面側の花狭間格子戸で囲まれた一間が外陣であり、その後ろ一間が内陣である。さらにその後ろ一間が内々陣となっている。

三方を囲む縁の突き当たりに脇障子が立てられている。
縁は床柱で支持されているが、建物の本体は漆喰塗りの亀腹を檀として、その上に建てられている。


柱の上の組物は、出三斗。出三斗の間に蟇股を置く。  向拝の蟇股

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