苗村神社西本殿

所在地 滋賀県蒲生郡竜王町大字綾戸 種別 神社
構造形式 三間社流造、向拝一間、檜皮葺
時代区分 鎌倉後期 年代 徳治3年(1308)
指定年月日 1955.02.02 所有者 苗村神社
苗村神社は、独立した敷地の東西二社からなる。いずれかが、延喜式の長寸(なむら)神社に相当するといわれている。
苗村神社は他に、国重要文化財の建造物として、境内社八幡社本殿(室町前期)、楼門(大永2年=1522)、境内社十禅師社本殿(室町前期)、神輿庫(天文5年=1536)、東本殿(室町前期)を擁する。


西本殿は、壮大な楼門から入る敷地にある。西本殿は塀によって囲まれているので、全体を見ることはできない

屋根形式は、切妻屋根を正面側のみ流れのままに前方に延長した、流造であり、正面の柱間が三間ある、三間社流造。
正面側の菱格子の部分が外陣、後方の2間の部分が内陣。


           背面
両側面の縁の突き当たりに脇障子を立てているため、一枚の板のように見える。
         正面と向拝
菱格子の上が、柱上の連三斗と、組物間の蟇股で飾られており、簡素な中にも華やかさがある。

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