園城寺新羅善神堂

所在地 滋賀県大津市園城寺町 種別 神社
構造形式 桁行三間、梁間三間、一重、流造、向拝一間、檜皮葺
時代区分 室町前期 年代 貞和3年(1347)
指定年月日 1953.03.31 所有者 園城寺
附指定 指定年月日 1953.03.31 須弥壇及び厨子 1具
新羅明神は、園城寺の開祖・智証大地円珍の守護神であり、本尊の新羅明神坐像も国宝。
源頼義の子、頼光がここで元服し、新羅三郎頼光と名乗ったとされる。このため、源氏の崇拝するところとなり、現在の新羅善神堂は、足利尊氏によって建立されたもの。園城寺の記録から、南北朝時代の貞和3年(1347)のころの建築とされる。(現地の案内板では暦応3年(1339)の建立となっている)
園城寺は度々の戦火や、豊臣秀吉による闕所の法難などによって、消失しており、中世から残っている建築物はこの新羅善神堂のみ。園城寺の境内から少し離れた場所(徒歩約10分)にある。


三間社流造りの社殿。

梁間三間のうち、奥二間が内陣、手前一間が外陣となる。

正面の向拝の箇所を除いて、三方を勾欄が囲む。


外陣三方の欄間に、牡丹唐草と鳳凰の透かし彫りが施されている。

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