明通寺三重塔

所在地 福井県小浜市門前 種別 寺院(真言宗御室派)
構造形式 三間三重塔婆 檜皮葺
時代区分 鎌倉前期 年代 文永7年(1270)
指定年月日 1953.11.14  所有者 明通寺
明通寺の縁起については、明通寺本堂の項参照
現在の三重塔は、総高22.26m。
各層、回縁付きで、組物は各層ともに三手先であり、様式は和風である。
細部には大仏様が取り入れられているともいう。



やや細長いが、軒の出が深く
屋根の勾配がゆるやか。
このため、洗練された印象になっている。

昭和32年に解体修理される。



初層の組物と垂木

組物は、大斗肘木尾垂木巻斗を組み合わせた三手先
垂木は二軒・繁垂木支輪,、組入天井も顔を見せる。


初層内部
正面側 背面側
四天柱須弥檀の色彩、扉の彩色は、後世のもの。
須弥檀には、正面側に釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩の三尊像が、背面側に阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩の三尊像が、安置されている、これらも後世のもの。

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