海住山寺五重塔

所在地 京都府相楽郡加茂町大字西小 種別 寺院
構造形式 三間五重塔婆、本瓦葺、初重もこし付、もこし銅板葺
時代区分 鎌倉前期 年代 建保2年(1214)
指定年月日 1952.03.29 所有者 海住山寺
海住山寺は京都府南部の山中にある。奈良時代に創建になると伝えられているが、鎌倉初期の承元2年(1208)に貞慶によって中興された。
その際に、後鳥羽上皇から下賜された仏舎利を納める五重塔の建立が計画され、建保2年(1214)に竣工した。


高さ17.7mの比較的小型の五重塔。
心柱を初重の天井の柱から立てていること、、初重の庇を吹き放ちの裳階としていることなど、層塔建築の常識と異なる建築様式を随所に採用していることで知られている。
京都府では、鎌倉時代における五重塔の唯一の遺構。


初重の裳階。吹き放しに形成して、柱で支持している。



塔頂部の相輪

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