豊国神社唐門
所在地 | 京都市東山区大和大路通正面東入 | 種別 | 神社 |
構造形式 | 四脚門、前後唐破風側面入母屋造、檜皮葺 | ||
時代区分 | 桃山 | 年代 | 桃山 |
指定年月日 | 1953.03.31 | 所有者 | 豊国神社 |
豊国神社(ほうこくじんじゃ)は、豊国大明神の神号を賜った豊臣秀吉を祭神として祀る。豊臣氏の滅亡後、豊国神社は徳川幕府によって破壊され、建築物は他の寺社に移築された。 現存する唐門は、明治維新の後、明治13年(1880)、豊国神社が方広寺大仏殿の跡地に再建された際に、南禅寺金地院から移築されたもの。元は伏見城の遺構であり、二条城から金地院に移されたと伝えられる。 |
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入母屋造の檜皮葺の屋根の前後に軒唐破風をつけた向唐門。 化粧梁である虹梁(こうりょう)が唐破風の下の前後各二本の袖柱を繋ぎ、秀吉が天皇から拝領した太閤桐が浮き彫りされた蟇股で棟を支える。 本柱の上の冠木(かぶき)に置かれた蟇股の両側に松竹・鶴亀の彫刻されている。 桃山文化を象徴する華麗な装飾が随所に施されている。 |
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冠木に置かれた蟇股の両側に松竹・鶴亀が彫刻されている | 虹梁の先端部に施された木鼻 | |
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虹梁の上の太閤桐が浮き彫りされた蟇股 |