日吉大社東本宮本殿

所在地 滋賀県大津市坂本 種別 神社
構造形式 桁行五間・梁間三間、日吉造、檜皮葺
時代区分 桃山時代 年代 文禄4年(1595)
指定年月日 1961.04.27 所有者 日吉大社
日吉大社については、日吉大社西本宮本殿の項を参照。
東本宮の創建は明らかではないが、崇神天皇の御世に、比叡山の地主神である大山咋神を祀ったのが始まりと伝える。織田信長の焼き討ちで焼失した後、文禄4年(1595)に再建された。
西本宮本殿と同様に、日吉造で、正面五間・側面三間、前面に一間の向拝が付き、四方に縁を廻らす。内部は、中央後寄りの、桁行き三間・梁間二間が内陣で、正面と両側が幅一間の凹型の外陣となる。


西本宮本殿とほぼ同じ形式。

東本宮本殿は、中央三間分の背面の一部が一段切上がって、この部分の室内が身舎であることを示す。
西本宮本殿では、同じ高さで縁を廻らせている。


を支える舟肘木を、西本宮本殿ではすべての柱の上に載せるが、東本宮本殿では隅柱の上にのみ舟肘木を載せており、東本宮本殿のほうが、古式を伝えている。

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