永保寺開山堂

所在地 岐阜県多治見市虎渓山町 種別 寺院(臨済宗南禅寺派)
構造形式 外陣 桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造、檜皮葺
内陣 桁行一間、梁間一間、一重もこし付、入母屋造、檜皮葺相の間を含む
時代区分 室町前期 年代 室町前期
指定年月日 1952.03.29 所有者 永保寺
附指定 1955.02.02 宝筐印塔 1基
永保寺については、永保寺観音堂の頁を参照。
開山堂は文和元年(1352)頃に、足利尊氏によって建立されたとされる


開山堂は、寺を開いた開祖の像や位牌をまつる御影堂のこと。
永保寺開山堂は純正唐様の開山堂の代表例といわれる。

手前の外陣にあたる昭堂(礼堂)と、裏側の内陣にあたる祠堂とからなり、祠堂に開祖夢窓国師と開山元翁本元(仏徳禅師)の頂像を安置する。


柱上の組物三手先組。柱上の組物の間の備えは同じ三手先組となった詰組。垂木は扇垂木であり、詰組と扇垂木は唐様の特色。扉は、上部に花狭間の窓を設けた桟唐戸
           

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