醍醐寺五重塔

所在地 京都府京都市伏見区醍醐伽藍町 種別 近世以前/寺院
構造形式 三間五重塔婆、本瓦葺
時代区分 平安中期 年代 天暦6年(952)
指定年月日 1951.06.09 所有者 醍醐寺
醍醐寺についは、醍醐寺金堂の項を参照。
五重塔は、醍醐天皇の菩提を弔うため、第一皇子の朱雀天皇によって承平元年(931)に建立が始められ、第二皇子の村上天皇の天暦5年(951)に完成した。
醍醐寺のなかで、唯一の創建時からの建物。また京都最古の建物でもあり、平安中期の数少ない遺構の一つとして、貴重とされている。


総高が約38mで、相輪の高さは約13m。
相輪の高さが全体の1/3を占め、塔身部分が低く抑えられているため、全体が安定した感じを与える。


平安建築の特徴である優美さをかもし出していると評される。


初重の軒を支える、三手先組組物。どっしりとした力強さを見せる。

初重内には、金剛界・胎蔵界の両界曼荼羅と、真言八祖が描かれている。


相輪 軒の下の風鐸と、降り棟の鳥衾瓦

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