湯浅城

 所 在 地  和歌山県有田郡湯浅町青木  別 名   ―
 遺 構  曲輪 土塁  形 式  平山城
 築 城 者  湯浅宗重  築 城 年  康治2年(1143)頃
 歴  史  築城年代は諸説あるが、湯浅宗重が康治2年(1143)に広保山から、現在の青木山に城を移したのが、始まりといわれる。
南北朝期に、湯浅氏は南朝方につき、興国3年(1342)から天授4年(1378)にかけて、畠山氏や山名氏と戦うが、敗れて退く。
そして南朝方が再起した後南朝のとき、湯浅の残党も挙兵して湯浅城に拠るが、文安4年(1447)、落城し、湯浅城の歴史を閉じる。
歴 代 城 主 湯浅氏歴代


「湯浅城」天守の五階展望台から見た青木山 青木山の北側の麓に建つ、国民宿舎「湯浅城」


青木山(標高89m)の湯浅城の遺構は南北朝期のものである。この青木山の麓に、天守とその周りを囲む四基の隅櫓からなる、城郭そのものの建築物が建っている。国民宿舎「湯浅城」である。その天守の四階が資料館となっており、湯浅城の詳細な説明文の他に、城の縄張りの図や模型、館の模型などが展示されている。


「湯浅城」天守の四階に展示された縄張りの図と模型


国道42号線の湯浅交差点を東に入って車で数分。立派なお城が見える。その向かいの小さな山が城址。国民宿舎「湯浅城」は温泉。遠方から訪れる人は宿泊されることをお勧め。

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