柳生陣屋

所 在 地  奈良県奈良市柳生町 別 名  正木坂陣屋
遺 構  建物跡敷地 形 式  陣屋
築 城 者  柳生宗矩 築 城 年  寛永9年(1642)
歴 史 将軍家指南役・新陰流の剣士として知られる柳生宗矩は、寛永9年(1642)に1万石に加増され、大名に列し、大和柳生藩を立藩した。
柳生陣屋は、寛永19年(1642)に、1万2千石に加増された柳生宗矩により、正木坂を上がった台地に築かれた。
柳生家は江戸常府大名であり、陣屋は城代により管理された。延享4年(1747)に陣屋は全焼し、仮建築のまま明治維新を迎えた。
歴代城主 柳生家歴代(1万石)


現地案内板の柳生陣屋屋敷図

陣屋は、正木坂を上がった台地に築かれた、平山城であり、三方が崖に囲まれ、西側のみが開けている。
跡地は小学校になっていたが、昭和50年(1980)に史跡公園として整備され、建物跡が基壇として再現されている。


柳生藩家老屋敷の長屋門

柳生藩の幕末の家老・小山田主鈴の屋敷であり、弘化4年(1847)に着工し、翌嘉永元年(1848)に上棟した。


柳生陣屋跡は、奈良市の東郊外の柳生の里、国道369号線沿いにある。集落の道は狭いので、国道近くの奈良市営駐車場(有料)に車を置いて、心行くまで周囲を見学して下さい。

日本の城目次へ戻る
前の頁に戻る                次の頁に進む