飛山城

 所 在 地   栃木県宇都宮市竹下町  別 名   
 遺 構   土塁 復元櫓  形 式   平山城
 築 城 者   芳賀高俊  築 城 年   永仁年間(1293-98)
歴 史 飛山城は、鎌倉後期の永仁年間(1293-98)に、宇都宮氏の配下の、芳賀高俊によって、主家の宇都宮城に近い地に、築かれた。
以後、芳賀氏は、先祖の姓の清原氏に改めて、宇都宮氏に従い、飛山城を拠点として、南北朝時代には北朝方として戦った。
天正18年(1590)、豊臣秀吉から宇都宮氏に対して、不要な城の破却が命じれら、これにより飛山城は破却された。
歴 代 城 主 芳賀(清原)氏


城の西面の外堀となる6号堀
左奥の張り出しは櫓台  右手前は堀にかかる木橋 


内掘となる2号堀の西側部分                 2号堀の南側部分
2号堀は西から南にL字型に屈曲しており、この2号堀に囲われた一画が主郭(本丸)



城域を南北に仕切る4号堀 4号堀に設けられた土橋


飛山城は、北と西が鬼怒川に面する河川丘陵に築城されている。地方の豪族クラスの中世の城としては、14ヘクタールと広大な規模であり、北と西は鬼怒川で、西と南は二重の堀で守られている。
平成4年から史跡整備のために発掘調査が実施され、堀、土塁が復元整備されているほか、建物の一部も復元されている。中世の城の雰囲気を感じることができるよう、見事に整備されている。


<アクセス>
宇都宮市街から国道123号線の鐺山交差点を左折。飛山城史跡公園の案内標識に従って約2km。隣接してとびやま歴史体験館があり、駐車場も完備している。(2009.11.01)

日本の城目次へ戻る
前の頁に戻る                次の頁に進む