多喜山城

 所 在 地   滋賀県栗東市六地蔵  別 名   日向山城
 遺 構   曲輪、土塁、石垣、空堀  形 式   山城 (222m)
 築 城 者   織田信長の配下の武将?  築 城 年   元亀年間(1570〜1573)
 歴  史  元亀争乱に際して、織田方により、栗太郡一帯を支配する目的で、築城されたと考えられている。
その他、いつ廃城になったかも不明。
歴 代 城 主 不明


主郭を囲む土塁の跡 堀切の跡
石垣の痕跡 城址からの東海道方面眺望


標高222m(比高107m)の日向山の山頂に築かれた山城。360度の眺望がきくので、東海道を見下ろすこの山に築城されたと考えられている。
主郭の東と西に虎口をつくり、横矢掛かりや石垣が設けられており、高い技術で城が築かれている。このような特徴のため、戦国末期に、織田信長方により築城されたと考えられている。小規模ながらも堅固に築城されているので、有力武将が拠ったと考えられるが、記録に残っていない。


現地案内板による、縄張りの図

主郭Dの左右に虎口@Aがある。
枡形Bは虎口@から侵入する敵を攻撃する施設


<アクセス>
国道1号線の高野の交差点を南側に折れ、踏切を越えてすぐの三叉路を左折し、次いですぐの三叉路を右折する。2〜300mで左側に広場がある。この広場に車を置いて、長い階段を上がると、城跡のある山頂に着く。(2000.05.03)

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