岡豊城

所 在 地  高知県南国市岡豊町八幡 別 名  
遺 構  曲輪 土塁 石垣 堀 形 式  平山城
築 城 者  長宗我部氏 築 城 年  13〜14世紀頃
歴 史 岡豊(おこう)城の築城時期は、はっきりしないが、発掘調査の結果、13〜14世紀ごろとされる。
岡豊城は長く長宗我部氏の居城であったが、永正年間(1504〜1521)の初頭に落城し、その後、永正13年(1516)に長宗我部国親により再興された。
そして、天正16年(1588)に長宗我部元親によって、本拠が大高坂城に移されたことにより、居城としての機能が失われた。
歴 代 城 主 長宗我部氏


三ノ段の石垣と、礎石建物跡


標高97mの岡豊山の山頂に主郭である詰を置き、その北東側に二の段を、西側に三ノ段及びさらにその外側に四ノ段を、階段状に配置する、連格式城郭である。そしてこれらを本城とし、四ノ段のさらに南西方向に100m程離れて伝厩曲輪が出城として設けられている。
岡豊城跡は、岡豊山歴史公園として整備されており、国史跡に指定されている。発掘の結果、石垣や礎石などが検出されており、これらの一部は復元して保存されている。


本丸に相当する最高所の詰。城郭建築風の仮設の展望台が建てられている(2011.05.15現在)。 詰の北東側の二ノ段


詰の西側を囲む帯曲輪状の三ノ段。土塁で防御されている。 三ノ段の外側の四ノ段の虎口。部分的に石垣もみられる。


厩曲輪と伝えられる出曲輪 伝厩曲輪から眺望。川は国分川。


<アクセス>
高知自動車道の南国ICから車で約10分(3〜4km)。国道32号線から県道384号線に入り、高知県立歴史民族資料館に向かって進む。資料館の前の駐車場を利用することができる。城跡は、駐車場からすぐ。(2011.05.15)

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