安芸城

所 在 地  高知県安芸市土居 別 名  安喜土居
遺 構  曲輪 石垣 堀 井戸 形 式  平山城
築 城 者  安芸親氏 築 城 年  延慶元年(1308)
歴 史 安芸城は、延慶元年(1308)に安芸親氏により築城され、安芸氏の居城であった。安芸氏は、戦国時代には土佐七雄の一つといわれた。
永禄12年(1569)、長宗我部元親によって攻められ、安芸城は落城し、安芸氏は滅びた。
その後、安芸城は長宗我部氏が支配したが、関ヶ原合戦の後の慶長6年(1601)に山内一豊が土佐に入ったとき、重臣の五藤氏に安芸城を管理させた。
五藤氏は城の麓に、安芸土居構と呼ばれる居館を構え、明治に至る。
歴 代 城 主 安芸氏、長宗我部氏、五藤氏


堀と石垣で囲まれた居館跡。後方の小高い丘に戦国期に城が築かれていた。


安芸城は、戦国期に城郭が築かれていた山上と、山麓の居館からなる。山上の城郭は、江戸時代の初期に取り壊された。居館は、堀と土塁及び石垣で囲まれ、南の大手門には櫓門が設けられていた。土居と呼ばれていたqが、実質的に土佐城の支城として機能した。


居館の大手の門跡 大手門内は枡形に形成されている


主郭を構成する山上の本壇。南端に土塁がみられる。 本壇の北端に残る石垣


<アクセス>
安芸城跡は、JR安芸駅の北北東約1.5km。近辺は「土居廊中」として観光の散策ルートになっており、また道が狭いので、車で乗り入れるのは避けたほうがよい。「野良時計」の横の観光用の駐車場を利用し、武家屋敷などを散策しながら、城見物するのがお勧め。(2011.05.15)

日本の城目次へ戻る
前の頁に戻る                
次の頁に進む