今帰仁城

所 在 地  沖縄県国頭郡今帰仁村今泊 別 名  北山グスク
遺 構  石垣 城門 曲輪 形 式  山城
築 城 者  不明 築 城 年  13世紀末頃
歴 史 今帰仁城は、13世紀の末頃に築城が始まり、次第に整備されたと考えられている。
14世紀の三山鼎立の時代は、本島北部のヤンバルを支配する北山王の拠点となる。
1416年、中山の尚巴志に攻められて滅亡し、北山の歴史を終える。以後、中山の琉球王朝から本島北部を管理する監守が派遣され、今帰仁城は監守の居城となる。
1609年、薩摩郡の琉球侵攻の際に、今帰仁城は焼き討ちされ、城としての機能を終える。
歴 代 城 主  北山王 琉球王朝監守


手前:志慶真門郭
奥の石垣:本郭の城壁(左半分)と御内原の城壁(右半分)


今帰仁城は、東と南西の面が急峻で、北西方面がなだらかな丘陵の上に設けられている。最高所に主郭を設け、北西方面に大庭、御内原、大隅が、南側の背後に志慶真門郭が配置されている。


大隅の城壁 平郎門
今帰仁城の本門 両側に狭間がある


大隅
馬を飼育し、訓練した場所
大庭(うーみや)
北殿と南殿が配置され、行事が行われた


主郭
正殿が設けられた城内で最も主要な場所
主郭の正殿の建物跡


御内原
今帰仁城に仕えた女官の生活場所
志慶真門郭
城主に仕えた身近な人の住んだ場所


<アクセス>
名護市から県道84号線に入り、本部町の「東」交差点で県道115号線へと右折し、約6kmで今帰仁城跡公園に着く。名護市から海沿いに国道449号線・505号線でも行ける。所要時間の差はあまりない。公園内に駐車場完備、城跡への入場は有料。(2011.12.12)

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