中城城

所 在 地  沖縄県中頭郡中城村 別 名  
遺 構  石垣 曲輪 門 井戸 形 式  山城(標高160m)
築 城 者  中城按司 築 城 年  14世紀後半
歴 史 中城(なかぐすく)城は、14世紀後半頃、中山の中城按司が数世代に亘って、西の郭、南の郭、一の郭、二の郭の主な部分を築き、そして1440年に、座喜味城から移ってきた護佐丸によって、北の郭、三の郭などが拡張整備され、現在の形になったといわれる。
護佐丸は読谷の座喜味城を居城としていたが、勝連城の阿麻和利に対抗するため、中山王・尚泰久から中城按司に任じられ、中城城に移った。
1458年、阿麻和利の謀略により、護佐丸は勝連城と首里城の連合軍に敗れ、中城城は落城した。
1853年、米国のペリー提督の探検隊が中城城跡の調査を行ない、石造建築を賞嘆した記録が残っている。
世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の1つとして登録されている。
歴 代 城 主  中城按司 護佐丸


三の郭の東面の城壁と、裏門(右)


中城城は、標高160mの丘陵の東崖縁を天然の要害とする立地に建つ。西から南の郭、一の郭、二の郭、三の郭が連郭式に並び、これらの北側に沿って西の郭と北の郭がある。城壁は、珊瑚性の琉球石灰岩の切石を積んで築かれている。


正門 南の郭の虎口


一の郭の西の門 一の郭の東の門


一の郭 二の郭


三の郭と、二の郭の東面の城壁石垣 三の郭


西の郭 石垣は一の郭の城壁 北の郭



<アクセス>
沖縄自動車道の北中城ICの出口を右折して県道29号線に入り、次の「第一安谷屋」交差点を右折し、さらに次の「安谷屋」交差点を右折して県道146号線に入る。南西へ約2km走ると、中城城の案内看板があるので、そこを右折するとすぐ「中城城跡公園」に到着する。公園に無料駐車場が完備されている。城跡公園への入場は有料。(2011.12.12)

日本の城目次へ戻る
前の頁に戻る                次の頁に進む