小松城

 所 在 地   石川県小松市丸の内町  別 名   −−
 遺 構   天守台石垣  形 式   平城
 築 城 者   前田利常  築 城 年   寛永17年(1640)
 歴 史  加賀一向一揆勢が、越前朝倉氏に備えて築城したのが、小松城の始まり。
天正7年(1579)、織田信長、加賀攻略を柴田勝家に命じ、勝家の攻撃により落城する。以後、村上頼勝、丹羽長重が城主として入る。
慶長5年(1600)、 丹羽長重は、関ヶ原の戦いで西軍に属し、所領没収される。代わって前田利長の支配となり、金沢城の支城となる。その後、元和の一国一城令で、一時廃城になる。
寛永16年(1639)、 加賀藩主前田利常が隠居城として改修を始める。寛永17年(1640)に城が完成し、利常が入城する。
万治元年(1658)、 利常が没した後、城は本丸を残して破却され、城代が置かれた。
歴 代 城 主 村上頼勝、丹羽長重、前田利常


天守台の石垣

天守台の切込みハギの石垣 隅角は算木積

三の丸跡の芦城公園


本丸、二の丸には小松高校が建てられ、三の丸は芦城公園となっており、小松城の遺構はあまり残っていない。
小松高校のグランドの一角に天守台が残存している。天守代用の二重三階の数奇屋造の櫓が建っていた。この天守台の石垣は、切込みハギの精巧なものである。

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