一乗谷城

 所 在 地   福井県福井市城戸ノ内町  別 名   −
 遺 構   曲輪 堀 土塁  形 式   山城(標高473m、比高420m)
 築 城 者   朝倉孝景  築 城 年   文明3年(1471)
 歴 史  朝倉氏が一乗谷に本拠を構えるにあたって、一乗谷川沿いに朝倉氏館を営み、背後の山に詰の城を築いた。
天正元年(1575)、織田信長に敗れた朝倉義景は、一乗谷を放棄して大野へ逃れた。一乗谷城は峻険な山に築かれていたが、一度も戦闘に使われることなく廃城となった。
歴 代 城 主 朝倉氏5代


宿直跡から見下ろす一乗谷 上城戸の土塁と一乗谷川と、城山


千畳敷(本丸跡) 千畳敷と観音屋敷の間の土塁


三の丸 宿直跡の虎口


一乗谷城は、一乗谷川の東側の一乗城山の山頂に築かれている。千畳敷と呼ばれる本丸の東に、一の丸、二の丸、三の丸と連郭式に曲輪が続き、三の丸が標高473mの最高所となっている。
各曲輪の周りには、織田信長に備えて畝状竪堀が廻らされている。三の丸の南側を歩くと、この畝状竪堀群を実感することができる。千畳敷の南側に土塁を介して観音屋敷があり、さらに虎口を介して宿直跡がある。この宿直跡から一乗谷を見下ろすことができ、また福井平野を一望することができる。


一乗谷城へは、一乗谷朝倉氏遺跡から登ることができる。


一乗城山の山頂の城跡へ登るルートは、朝倉氏館からの蛇谷コースと、八幡神社の横からの馬出コースと、下城戸からの下城戸コースがあるが、蛇谷コースは通行不可(2009.11.28現在)。馬出コースは、登り約40分の山道、下城戸コースは、登り約50分の山道で、いずれもきついが、下城戸コースは尾根伝いなので、比較的楽。

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