3.  Railay Village Resort

 

 ライレイに到着し、早速宿泊する Railay Village Resort を探しに ライレイ・ウェストに向かって歩く。
途中、 Sand Sea Resort に迷い込んだりしたが、フロントを発見しチェックインする。
 ポーター役の兄ちゃんがリヤカーに荷物を積み、
泊まるバンガローまで案内してくれた。
これから10日間の住まいとなるバンガローの部屋番号は V11だった。

 簡単に部屋の設備の説明を受け、しばらく部屋でくつろぐ。
部屋は12畳ほどの広さで、ダブルベッド、机、
ドレッサーなどの調度品があった。
 ベッドの 上に絵画がかかっていて、内装もきれいだ。
冷たいタイルの床がヒンヤリして心地いい。
シャワールームとトイレは同じところにあり、特に間仕切りはない。
シャワー用のカーテンがあるだけだ。

 ヒロコは気になってることがあった。
さっき、ポーターの兄ちゃんが荷物を運んだ時、チップを渡すのを渡しそこねたのだ。
20Bを渡そうと思ったのだが、慣れない小銭を数えてるうちに、
彼は説明を終え、帰ってしまった。
 ヒロコはチップを渡しといたほうが、いろいろ良くしてくれるんとちがうかなぁ、と言う。
高級ホテルでもないし、どっちでもええんとちゃうの、と思ったが、
あまりに気にするので、わざわざフロントに彼を探しに行った。
Railay Village Resort
 彼はフロントの近くをうろついていた。
彼を呼び止め、つたない英語で、
「サッキ、荷物ヲ運ンデクレタ時ノ ちっぷデス」
というような意味のことを喋って、20Bを渡した。
彼は、
「Thank you Thank you !」
と、胸の前で合掌して深々と頭を下げた。
少し照れくさい・・・
今までチップを渡すようなことをしてないんだから当然か。

 少し休んでKing Climbersにクライミングのガイドブックを買いに行く。
私のバンガローはイーストとウェストの中間にあるので、
YaYaにある King Climbersはけっこう近い。
歩き始めて1分少々で着いた。
店は思ったより、薄汚いたたずまいだ(失礼!)。
ギアが所狭しと並んでいる。
お目当てのガイドブックは、一番手前のショウケースにあった。
1人で店番をしていた男に1冊欲しいと言うと、取り出してくれた。
ガイドブックは、パンプ大阪で見たのと同じ、3rd Editionだった。
1冊、 450B。

 長旅で疲れてはいたが、 この晴天とそびえる岩峰を見て、登攀の意欲がでてきた。
ワクワクして、早く岩にへばりつきたいという衝動だ。
さっそくバンガローで準備をし、一番近いONE TWO THREEへ行くことにした。



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