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地震速報からその程度を震度値(マグニチュード値)から推測
 定義:内陸部の断層地震で津波は多大でない。

 震源;地震の発生した場所で,震度は1991年から計測震度を四捨五入し10段階で示し,震度Ⅶを最大値とし,家屋の倒壊が30%以上で山崩れ,地割れ,地震断層等を生じるものを激震(震度Ⅶ)と定義される。
 
 マグニチュード;震源での規模を表す量で震度は地震により引き起こされた地表でのゆれの強さを表す値で震度は震源から離れるに従い小さくなる。

 地震は断層が急激にずれることにより発生し,断層長さはマグニチュード7の地震では数十キロメートル,マグニチュード8では100キロメートル~200キロメートル程度で地震波(P波・S波)は,媒体【地殻・マントル】毎に伝播速度はことなる。

 災害例から予測可能
 関東大震災;M7.9 1923年
 チリ地震;M9.5 1960年
 アラスカ地震;M9.2 2004年
 スマトラ島沖地震;M9.0 2011年

 地震エネルギーは,M8で約6.3×10の23乗,M7で約2×10の22乗と推測されている。(単位:erg)

 エネルギーは,M8/M7=約31.5倍【M7からM8の一段階数値が上がれば31.5倍となっている】

 単純に,マグニチュード表示ではM7がM6に一段階下がればM7の31.5分の1にエネルギーは下がり,M9の地震エネルギーは,M8地震の31.5倍とされる。

 プレートテクトニクスの理論では,内陸部地震と海溝地震と区別し,エネルギー算出を海溝値モーメントマグニチュードからマグニチュードを補完する必要性があるとし,津波の発生メカニズムをふくめ,地殻とマントルの流動と粘性からM8を超えるものをモーメントマグニチュード表示し,内陸部は断層地震でM8以内とされる。

 阪神大震災(兵庫県南部地震)は,1995年1月17日に発生しM7.3の地震で地震断層40キロメートルから50キロメートルの横ずれ断層とされている。

 阪神大震災は,比較的小さな値で震度Ⅶと判断される激震災害で,国土強靭化の必要性と建築基準法等の見直しがされている。

 1995年以前の建築物が基準に基づいて建築している場合阪神大震災のM7.3以上で災害が発生する予測ができる。

 建築基準法の改正に基づいて,設計された建築物は耐震向上されている。

 剛比計算される鋼構造物はプログラミング優先で寿命評価される。